24年3月15日号 今、行くべき店2024
コロナ禍が収束し、人々が日常生活を取り戻した今、リアル店舗はあらためてその価値を問われています。外部環境では、店舗間競争の激化や、建築費をはじめとした各種コスト増、EC化など、店舗開発において逆風となる要素が山積している状態。本特集では、果敢に消費者の心をつかむ店づくりを実践している、視察に訪れたい「今、行くべき」店を挙げ、解説します。
さらに「STORE OF THE YEAR 2024」の入賞店舗を掲載。業界の注目テーマに沿って、その先端をいく14店を厳選し紹介しています。気になるSTORE OF THE YEAR2024の栄冠は誰の手に?そして今行くべき店と店づくりの最新トレンドとは…?完全保存版の特集、ぜひチェックしてください。
編集後記
セブン-イレブンの新コンセプト店舗「SIPストア」がついにお目見えしました。
個人的に印象に残ったのは、「ここ十数年『近くて便利』を掲げていながら、それに主語がなかった(=主語が明確でなかった)」という開発担当者の言葉。「とくに女性、ファミリー、若年層に対するアプローチがまだまだできていない」(同関係者)。
そうしたなかで、イトーヨーカ堂をはじめグループの商品力を結集させ、究極のワンストップ性を打ち出したSIPストア。新たなコンビニのあり方を示し、「誰にとっても『近くて便利』」になれるか。継続的に取材・調査していきます。
(雪元)
3月より、編集記者として入りました阿波と申します。これまでは書籍や会報誌の編集を中心に行っておりました。私自身、雑誌の編集としてのキャリアはこれからスタートになりますが、より有益な情報を読者の皆さんに提供できるよう努めて参ります。
生活に身近な存在である小売業の今の情報発信を担っていけるような存在として、まずは多くの現場に足を運ぶことからがスタートであると考えています。スーパーやドラッグストアなど、普段の生活で使うお店の見え方が変わってくるのではないか、という部分で今からも心躍らせています。「初心を忘れずに日々精進」この言葉を胸に、編集力により磨きをかけていければと考えています。
(阿波)