ライブキッチンで実演!京阪百貨店が開発した冷食専門店「5.0°F」の実力とは
食品のなかでも成長するカテゴリーとして冷凍食品への注目が高まり、冷凍食品を軸とした専門店の開発が活発化している。そうしたなか京阪百貨店(大阪府/辻良介社長)が2022年9月にオープンしたのが「5.0°F」(ゴエフ)だ。冷凍食品とキッチン雑貨という独自の品揃えと、キッチンカウンターを導入した実演提案により、冷凍食品の付加価値を消費者に発信している。
百貨店の“一等地”に出店
「5.0°F」が位置するのは、京阪電車「守口市」駅直結の「京阪百貨店守口店」(以下、守口店)の1階。婦人服や雑貨、化粧品フロアの出入口すぐの場所で、視認性の高い売場の“一等地”ともいえる。
売場面積は約32坪。温かみのある木組みの什器とクールな印象の白いタイルをミックスした、洗練された内装が印象的だ。食本来のおいしさを日本古来の和の素材(木)で、最新技術によって暮らしが便利になっていくことを未来感のあるタイルで表現したという。
店名の「5.0°F」には5つの「F」という意味があり、冷凍食品を介して、FOOD LOSS(食品ロス)問題への取り組みとFAST COOKING(時短調理)を実現し、FAMILY(家族)の時間と心の余裕を生み出す食卓のFAMILIAR(親友)のような存在になること、そして、現代の課題と家族の生活にFIT(フィット)するライフスタイルを提案するという想いを込めている。
昨今、冷凍食品専門店の開発が増えるなか、ゴエフの大きな特徴は冷凍食品とともに、キッチン雑貨を品揃えの中心としている点だ。冷凍食品400SKU、キッチン雑貨300SKUの計700SKUを揃える。京阪百貨店のECサイト内にゴエフ専用のショップもオープンしており、人気商品を中心にオンラインでも購入できるようにしている。
「食卓を楽しく」の想いを手助けする
京阪百貨店がユニークな冷凍食品専門店を開発した背景には、
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