楽天、スーパーから離島へ自動飛行ドローンで商品配送、期間限定で

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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楽天の自動飛行ドローン
三重県と協力し、自動飛行ドローンを活用した地域課題の解決に取り組む(画像は三重県のホームページより)

 楽天は1月6日、三重県志摩市内で食品スーパーから離島まで自動飛行ドローンを使って商品を配送するサービスを始めた。1月22日までの期間限定サービスとして実施する。

 マックスバリュ東海が運営する食品スーパー「マックスバリュ鵜方店」から、離島の間崎島まで往復約11kmの距離を自動制御のドローンが飛行し、商品を運ぶ。配送手数料は500円。

 サービスは間崎島の住民が対象。専用のスマートフォンアプリか、「間崎島開発総合センター」に設置したタブレットで商品を注文する。注文用紙を同センター内のスキャナーで読み取って店舗に送信したり、注文用紙を同センター内のポストに投函したりする方法にも対応する。

 自動飛行ドローンは同センターに到着後、マックスバリュ鵜方店から運んできた荷物を切り離す。これにより、注文者は人を介さずに商品を受け取ることができる。支払いは現金か、キャッシュレス決済サービス「楽天ペイ」で行う。

 楽天は2020年1月、自動飛行ドローンによる間崎島への無人配送サービスの実証実験を行った。今回は、実証実験の結果をふまえ、期間限定の商用サービスとして実施する。今後は、自動飛行ドローンによる恒常的な配送サービスの実用化を目指す。

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