強さも課題も顕在化!オークワ跡地に出店した「ロピア三田対中店」の売場づくりを解説!
●青果
「買いやすさ」重視のオーソドックな売場
ここからは主要部門の売場を見ていく。
導入部では青果売場は展開。ロピアの青果売場は、通路幅をあえて狭くした“一方通行”の売場であるケースが多いが、三田対中店では平台を使用した一般的なスーパーマーケットのスタイルとしている。
入口から店内に入ると、冷蔵ケースに大量に並べられたキャベツ(1玉150円)が目に飛び込んでくる。その隣には、レタス(1玉150円)、白菜(2分の1カット190円)と売れ筋の葉物を並べる。
横幅約30尺の最前面の平場では、みかんや柿、梨、リンゴといった旬果実を販売。2列目の平場も約30尺で、トマトやキュウリ、ほうれん草などを並べていた。3列目は約20尺のスペースで、玉ねぎやジャガイモ、ニンジンといった土物野菜を陳列するなど、お客にとって買いやすい配置となっている。
関西の青果売場は、氷を敷きしめた冷蔵ケースを設置したり、京野菜コーナーを設けたりなど、個性的な売場が多かったが、この店舗は堅実な商品政策をとしているようだ。