オーケーは値上げ時代の覇者となれるか? 調剤併設の大型店「新座北野店」レポート

矢野清嗣
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2024年をめどに東大阪市内に店舗を出店し、関西に進出することを正式発表したオーケー(神奈川県)。関西の消費者は関東地盤のオーケーの売場をどう見るのだろうか。2022年8月オープンの大型店「新座北野店」(埼玉県新座市)からオーケーの強さを探る本企画。前編では生鮮食品売場を解説した。後編では、総菜・日配・加工食品などの売場を見ていこう。
調査日:10月31日、11月2日 ※本文中の価格はすべて本体価格

オーケー新座北野店
埼玉県14店舗目、新座市へは初出店となる「オーケー新座北野店」

●総菜・ベーカリー 値ごろ感ある価格と豊富な品揃えに注目

 総菜・ベーカリーは、入口から見て右側壁面で売場を展開する。手前側から、焼芋を先頭に、サンドイッチ、ピザをコーナー展開する。看板商品とあってピザの売れ行きはとくに好調で、10時、12時、14時、16時と焼き上がりの時間は行列ができる。

 そのほかのパンも人気商品で、「国産小麦入りもっちり食パン1斤」[ホテルブレッド6枚」(各173円)、「メロンパン」(125円)、「塩バター3個」(260円)、「厚切りロースカツサンド」(378円)などをラインナップする。

 温総菜は12尺のスペースで「天ぷら」「揚げ物」「中華」「焼物」「魚総菜」の並びで商品を配置する。隣の12尺は弁当・丼・おにぎりのコーナーとなっている。同コーナーは一部外注商品があるものの、店内加工を基本としており、「塩さば焼弁当」「生姜焼弁当」(各298円)、「国産ハンバーグ弁当」(349円)。「ミックスグリル弁当」(458円)などどの商品も値ごろを感じられる価格設定となっている。

おなじみの看板商品「ロースかつ重」(299円)も揃える

 寿司コーナーは8尺で、「握り寿司10貫」(499円)、「大海老にぎり盛合せ9貫」(598円)など価格訴求商品が目立つ。サラダ・和総菜コーナーは12尺で、外注商品中心の品揃えとなっている。

●日配 じわりと値上げ影響が?

 和日配は、「納豆」「豆腐」「練物」「水物」は店舗左サイド、鮮魚の対面39尺のスペース、「総菜」「佃煮・豆」「中華総菜」「漬物」「麺」は右サイド壁面54尺でそれぞれ売場を展開する。

 商品を見ていくと、「納豆」は20品目の扱いで、下段で「タカノフーズ・極小粒ミニ50g×3」(59円)のほか、オリジナル商品の「水戸納豆50g×4」(からし・たれなし68円、からし・たれ付き76円)など価格訴求商品を陳列。「豆腐」は「タカノフーズ・おかめ豆腐400g」(67円)、「タカノフーズ・絹美人150g×3」(77円)などを販売。「佃煮・豆」ではオーケーの主要株主であるフジッコの商品が目立ち、75品目中61品目がフジッコ商品で占められている。

 洋日配は、総菜・和日配の対面で「乳製品」「ピザ」「デザート」「ヨーグルト」「牛乳」と売場を展開。牛乳コーナーでは、値上げをアナウンスしていたものの、調査日は「無調整牛乳1ℓ」(155円)、「別海のおいしい牛乳1ℓ」(189円)で販売。11月に店舗を訪ねると「無調整牛乳1ℓ」が156円、「別海のおいしい牛乳1ℓ」が208円に値上げされていた。オーケーにも、確実に値上げの波が押し寄せているようだ。

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