ハム・ソーセージ市場、23年の市場は回復基調 家飲みのおつまみ需要が下支え
麺類のトッピングとして、焼豚需要がアップ
焼豚の期間通算の金額PIは、1665円で対前年同期比0.5%増。1月~6月まで前年を上回って推移している。在宅勤務の昼食として一食完結型のチルドや冷凍ラーメンが人気で、そのトッピングとして焼豚が利用されている。
丸大食品ではこの春に、麺類のトッピングとして開発した「具のっけ亭」シリーズを発売。風味づけのにんにくが食欲をそそる「厚切りチャーシュー」は、1枚当たり20gで厚みがしっかりあるので、満足できる食べ応えだ。ラーメンのトッピングに特化した商品は、チルド売場での関連販売も好評で、今後さらに商品が増えることが予想される。
一方、ベーコンの期間通算の金額PIは、4954円で同4%減。さまざまな料理に活用しやすいベーコンだが、値上げの影響もあり前年割れとなった。各社では食卓登場頻度アップをめざしてレシピ提案に力を入れている。
加工肉はロングセラーブランドが多く、50代以上のシニア層が中心のカテゴリーで、若年層を取り込むことが課題となっている。そのため各社では、フレーバーソーセージやおつまみソーセージなど、若年層を取り込む商品を提案し、市場の活性化を図っている。
売場活性化のためのMD EDITION の新着記事
-
2025/04/07
菓子市場、物価高で食品全般が厳しいなか堅調も、カテゴリーごとには明暗 -
2025/04/07
スンドゥブ市場、韓流ブームを追い風に24年も市場は堅調に推移 -
2025/03/24
植物性ミルク市場、アーモンドやオーツ麦など豆乳以外のバリエーションも豊富に -
2025/03/24
食用油市場、汎用油やオリーブオイルが苦戦、24年度の食用油市場は踊り場へ -
2025/03/07
漬物・キムチ市場、料理素材としての魅力を訴求し、メニュー提案で喫食機会を増やす -
2025/03/06
ハム・ソーセージ市場、フレーバーソーセージなどの投入で食シーン拡大に貢献
この特集の一覧はこちら [160記事]

関連記事ランキング
- 2025-04-24アイスクリーム市場、記録的な猛暑や長引く残暑で24年も市場は好調を継続
- 2025-04-07菓子市場、物価高で食品全般が厳しいなか堅調も、カテゴリーごとには明暗
- 2025-04-16カゴメとロック・フィールドが新たな業務提携 「野菜」を切り口に2社が連携を深める理由
- 2025-03-24食用油市場、汎用油やオリーブオイルが苦戦、24年度の食用油市場は踊り場へ
- 2025-03-24植物性ミルク市場、アーモンドやオーツ麦など豆乳以外のバリエーションも豊富に
- 2025-04-07スンドゥブ市場、韓流ブームを追い風に24年も市場は堅調に推移
- 2024-12-022024年春・夏に発売してヒットした13食品に共通する圧倒的な「信頼感」
- 2024-07-23「辛ラーメン」好きな人も意外と知らない「辛ラーメンキムチ」大躍進の裏側
- 2024-08-09三島食品の「ゆかり」、脱「ふりかけ依存」で売上アップ、その戦略とは
- 2025-03-08カルディでおすすめ!主婦がハマる“リピ買い確定”オリジナル商品6選_過去反響シリーズ
関連キーワードの記事を探す
カゴメとロック・フィールドが新たな業務提携 「野菜」を切り口に2社が連携を深める理由
管理栄養士の98%が「マンナンごはん もち麦・玄米入り」をすすめる根拠
ドレッシング市場、サラダ以外の汎用使いが浸透、野菜高騰下でも堅調に推移
ドレッシング市場、サラダ以外の汎用使いが浸透、野菜高騰下でも堅調に推移
アイスクリーム市場、記録的な猛暑や長引く残暑で24年も市場は好調を継続
ジャム・スプレッド市場、朝食の定番カテゴリー、パンに塗る以外の提案で使用頻度を増やす