ラッピングフィルム市場、多様な活用法の提案が奏功し需要は堅調に推移
衛生的で簡単に包めるラップ、食品保存以外にも広がる
食品の保存や調理に欠かせない生活必需品のラップ。各社のホームページでは、ラップの活用方法を紹介している。ラップを使うことで、簡単に衛生的におにぎりをつくれることを訴求。また、具材をたくさん使ったボリュームサンドイッチなども、ラップを使うことで簡単に包める。
そのほか、災害時にもラップが役立つ。食器にラップを敷いて食事をすれば汚れないので節水になり、手にラップを巻き付ければ使い捨ての手袋になる。食品保存だけでなく、非常時の持ち出し袋の中にラップを1本入れておけばさまざまな用途で使えそうだ。
ラップのサイズ別では、15㎝、22㎝、30㎝の3サイズがあり、世帯人数の減少で大皿に対応した30㎝サイズは縮小傾向にあり、汎用性の高い22㎝が中心になっている。また、使用頻度の高まりで50mの長尺タイプへのシフトが進んでいる。単価アップにつながる大容量タイプだけでなく、トライアルしやすいレギュラータイプの品揃えも欠かせない。