塩味を好む消費者は増加傾向、利用している減塩商品は「醤油」「味噌」

ライター:上明戸 聡
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健康志向トレンドが高まり続けるなかで、塩分については、日本人は世界的に見ても摂取量が多い傾向にあるといわれる。リサーチ会社のマイボイスコム(東京都千代田区、代表取締役社長:高井和久)が実施した「塩・塩分に関するアンケート調査(第4回)」の結果から、減塩に対する意識やトレンドを探ってみた。 

塩 減塩 イメージ
リサーチ会社のマイボイスコムが実施した「塩・塩分に関するアンケート調査(第4回)」の結果から、減塩に対する意識やトレンドを探ってみた。 (i-stock/Neustockimages)

何かしらの減塩商品を利用している人は5割強

 マイボイスコムの「塩・塩分に関するアンケート調査」は、これまで2014年、17年、20年にも行われており、22年調査で4回目。継続的に調査してきた結果から、トレンドや変化をうかがうことができる。

 まず、「塩味のものは好きですか?」【図1】という、塩味の嗜好度についての問いへの回答は、「好き」「やや好き」を合わせると76.4%と過去調査と比べて増加傾向が見られる。男女・年齢層で見ると、女性10~50代で8割強と高く、70代では7割弱と低くなっている。

【図1】 塩味のものは好きですか?

 また、「利用している減塩商品」【図2】については、現在何らかの減塩商品を利用している人は5割強。利用している商品(複数回答)は、「醤油(しょうゆ)」が38.5%で増加傾向にあり、「味噌(みそ)」が23.6%、「塩(しお)」が12.3%、「漬物、梅干しなど」が10.3%となっている。

【図2】 現在購入または利用している減塩商品はありますか?

 さらに、「塩・塩分」のイメージについても尋ねている。塩・塩分のイメージ(複数回答)については、「高血圧になりやすい」が72.7%、「健康によくない」が38.7%と、マイナスイメージの項目が上位2位を占めている。以下、「熱中症対策によい」「食品保存に適している」といったプラスイメージの回答が30%台で続いている。

 「熱中症対策によい」は女性、「腎臓疾患になりやすい」は女性高年代層、「高血圧になりやすい」「食品保存に適している」は高年代層で高くなっている。

約5割が塩分を取り過ぎだと自己評価している

 次に、「塩・塩分の摂取量や頻度に気をつける度合、摂取について気をつけていること」についての問いでは、「気をつけている」「やや気をつけている」を合わせて6割強が気をつけていると回答。男性70代や女性60・70代では8割前後になっている。

 どんな点に気をつけているのかについての問い(複数回答)では、「塩分の多い食品・料理は摂りすぎない」が50.1%、「薄味のものを食べるよう心がける」が34.0%、「調味料をなるべくかけない、かけすぎない」「減塩をうたった商品を選ぶ」「だしなどで、うまみ成分を生かし、減塩する」がそれぞれ20%台という結果だった。

 「塩・塩分の摂取量に関する意識」については、塩・塩分の摂取量が多い方だと思う人は、「多い方だと思う」「やや多い方だと思う」を合わせて約46%。男性40・50代ではそれぞれ5割強となっている。

 逆に少ない方だと思う人は「少ない方だと思う」「やや少ない方だと思う」を合わせて1割強、「ちょうどよいと思う」は42.8%という結果だった。

 塩分については摂りすぎを気にする層が多く関心が高いが、実際の食事で気をつけるという点については、不十分だと考えている層が多いことがうかがえる結果となっている。

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