キリンの豪飲料事業、地元乳業ベガが4億ドルで買収計画=関係筋

ロイター
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横浜のキリン工場のロゴ
オーストラリアの乳業大手ベガ・チーズは、キリンホールディングスの豪飲料事業を買収する計画だ。関係筋がロイターに明らかにした。写真は横浜の工場のロゴ。昨年6月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)

[シドニー 23日 ロイター] – オーストラリアの乳業大手ベガ・チーズは、キリンホールディングスの豪飲料事業を買収する計画だ。関係筋がロイターに明らかにした。

ベガは現在、買収を視野に「ライオン飲料事業」のデューディリジェンス(資産査定)を実施しているところで、買収額は約5億5000万豪ドル(4億0205万米ドル)になる見込みという。ただ、関係筋は、取引が成立する保証はないとしている。

「買収提案に関する重要な発表」を理由に売買を停止したベガは23日、コメントを控えた。

ライオンの広報担当者も、コメントを控えた。

調査会社IBISワールドによると、ライオンの豪乳業市場シェアは約6%。ベガはライオンの買収により、同社が目指す食品大手へのシフトが加速することになる。

一方、キリンは業績不振の海外事業売却計画の一環として、2018年からライオン飲料事業の売却を目指してきた。

いったん、中国蒙牛乳業に6億豪ドルで売却することが決まったが、今年8月、地政学的な緊張が高まる中、豪政府に阻止され、破断となっていた。

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