米旅行業界、5月までに460万人の雇用喪失見込む 新型コロナ流行で

ロイター
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ニューヨークのタイムズスクエア
3月19日、全米旅行産業協会は18日、新型コロナウイルスの流行により5月までに460万人の雇用が失われるとの見通しを示した。写真はニューヨークのタイムズスクエアで19日撮影(2020年 ロイター/JEENAH MOON)

[ワシントン 18日 ロイター] – 全米旅行産業協会は18日、新型コロナウイルスの流行により5月までに460万人の雇用が失われるとの見通しを示した。これまでに示していた今年末までの見通しを5月に修正した。

同協会は最新のデータでは、5月までに2020億ドルの直接的な旅行関連支出と460万人の雇用が消失することが示されているとした。

新型ウイルスの影響で多くのホテル従業員が一時帰休となる中、マリオットやヒルトンなどホテル・旅行業界の幹部らは17日、2500億ドル規模の業界支援の可能性を巡り、トランプ大統領と会談した。

要請した支援はホテル業界向けが1500億ドル、関連する旅行会社向けが1000億ドル。

同協会のロジャー・ダウ会長は「われわれが政策当局者や一般市民に発するニュースは非常に厳しい。旅行に支えられる1580万人の米国の雇用がこの健康危機による直接の影響を受ける。彼らを守る唯一の策は即座の積極的な金融支援だ」と強調。

「すでに旅行の停止を目にしている。経済への影響はすでに甚大で、政府がいま行動しなければ、状況はさらに悪化し、永続化する可能性がある」と警鐘を鳴らした。

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