米ウォルマート、店舗従業員向け統合業務アプリ導入、スマホ74万台を無償貸与

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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米ウォルマートが従業員に無償貸与するサムスンのスマートフォン
勤務シフトの確認、出勤登録、音声アシスタントなどの機能を1つのスマホアプリに統合した

 米ウォルマートは6月3日、店舗従業員向けの統合業務アプリ「Me@Walmart」を自社開発し、順次導入すると発表した。これに合わせて、年末までに74万人以上の店舗従業員にサムスンのスマートフォン(スマホ)「Galaxy XCover Pro」を無償貸与する。

 Me@Walmartは、勤務シフトの確認と変更申請ができる「スケジューリング」、画面をタップするだけで出勤登録できる「モバイル・クロック・イン」、スマホをトランシーバーのように使える「プッシュ・トゥ・トーク」、商品の陳列場所や業務に関する質問などに回答する音声アシスタント「アスク・サム」などの機能が統合されている。

 今後数カ月のうちに新たな機能も追加していく。例えば、拡張現実(AR)技術を活用し、バックヤードの在庫をカメラに写すと次に品出しする商品が強調表示される機能を追加する。従来は棚に置かれた在庫(段ボール箱)に貼られたバーコードラベルを読み取って確認する必要があったが、AR技術を使ったアプリを使えば品出し作業の時間を3分の1に削減できるという。

 同社はこれまで店舗従業員向けの業務アプリを個別に開発してきたが、Me@Walmartに統合することで使い勝手を高めた。また、これまでは携帯端末を店舗で貸し出すか、従業員が私物のスマホに業務アプリをインストールして使用していた。

 ウォルマートが無償貸与するスマホは補償プラン付きで、従業員は勤務時間以外にも使用できるが、Me@Walmartは勤務時間中しか使えない。また、プライバシー保護のため、ウェブ閲覧履歴や個人のメール・写真などに会社側はアクセスできない設定となっている。

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