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<本決算>2ケタ増収・2ケタ減益も来期は大幅回復めざす
25年2月期決算(連結)は、営業収益が対前期比14.8%増の8112億円、営業利益が同13.4%減の59億円、経常利益が同11.4%減の61億円、純利益は同19.6%減の8億円と、2ケタ増収・2ケタ減益の決算となった。
連結会計年度の営業収益は、マルエツ(東京都)の既存店客数の伸長やカスミ(茨城県)の客数の復調、新たに統合したいなげや(東京都)の24年10月~25年2月の数値の算入などで2ケタ増となり、売上総利益高も同15.9%増となった。売上総利益率は、物価上昇や競争環境の激化への対応として加工食品を中心に価格を据え置いたことで、想定以下の28.9%で着地した。
マルエツは、来店客数と客単価が前期を上回って営業収益は増収。売上総利益も改善して最終利益も増益となった。
カスミは、客数が回復して客単価も前期を上回ったことから営業収益は増収となったが、外形標準課税の税率変更や税効果会計の変更などで21億円の影響を受け、当期純利益は30億円の減益となった。
マックスバリュ関東(東京都)は、前期末の1店舗閉鎖が影響して営業収益は同0.9%減。売上総利益率も0.7ポイント悪化したことから営業利益が前期を下回り、最終利益は2億円の減益となった。
いなげやは、24年10月から25年2月までの期間、増収増益を達成した。
なお、26年2月期の連結業績については、営業収益で同20.8%増の9798億円、営業利益で同84.0%増の110億円、経常利益で同77.5%増の109億円と大幅な増収増益を計画した。
ライフコーポレーション
<本決算>堅調に増収増益を達成
25年2月期決算(連結)は、営業収益が対前期比5.0%増の8504億円、営業利益が同4.8%増の252億円、経常利益が同5.0%増の262億円、純利益が同6.0%増の179億円となり、売上高・利益ともに堅調な伸びを達成した。
新規出店、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL」などのPB商品の強化、鮮度・おいしさを追求した商品施策などを進めたことで、営業収益は407億円増加した。
一方、新規出店に伴う賃借料などの各種物件費の増加に加え、人への投資・処遇改善などに伴い人件費は増加したが、コスト最適化の取り組みを推進。カイゼン活動による生産性の向上にも取り組み、営業総利益の120億円増に対し、販売費および一般管理費の増加は109億円にとどめ、2612億円としたことで、営業利益は11億円増加した。
26年2月期の連結業績の予想については、営業収益で同4.1%増の8850億円、営業利益で同1.7%増の257億円、経常利益で同1.1%増の265億円とした。
フジ
<本決算>増収も利益は2ケタ減
25年2月期決算(連結)は、営業収益が対前期比1.0%増の8089億円、営業利益が同14.3%減の129億円、経常利益が同17.6%減の143億円、純利益は同48.7%減の38億円となり、前期の営業・経常2ケタ増益から一転し、2ケタ減益の決算となった。
競争力向上に向けて既存店37店舗の改装や4店舗の建替えなど、店舗への積極的な投資を行ったほか、生活防衛意識の高まりに対応し、EDLP商品の品揃えを強化して「安さ」を訴求したことから、食料品を中心に売上高が堅調に推移。営業収益は過去最高となった。
26年2月期の連結業績予想については、営業収益で同0.8%増の8150億円、営業利益で同19.7%増の155億円、経常利益で同17.4%増の168億円とし、利益の2ケタ回復を計画した。







