週刊スーパーマーケットニュース バロー、「デリカキッチン」と「ガラムとマサラ」を同時出店

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)

バローホールディングス(岐阜県)傘下の中部フーズ(同)が展開する「デリカキッチン」とカレーパン専門店「ガラムとマサラ」が1029日、兵庫県神戸市の「大丸須磨店」にテナントとして同時オープンする。両ブランドが隣接して同時に出店するのは、今回が初めてだ。中部フーズはおにぎり専門店「にぎりたて」を42店舗、「デリカキッチン」を19店舗、「ガラムとマサラ」を6店舗展開。バローホールディングスの20263月期第1四半期決算によれば、「にぎりたて」は米の仕入価格上昇により売上総利益率が低下したが、「デリカキッチン」は値引き管理の徹底により売上総利益率が向上し、新業態のカレーパン専門店「ガラムとマサラ」も幅広い世代から支持を得て、売上が好調に推移しているという。(1017日~23日までのニュースをまとめました。)

スーパーマーケットバロー松原別所店

 大黒天物産
<第1四半期決算>売上好調も営業・経常利益は大幅減益に

 大黒天物産(岡山県)の265月期第1四半期連結決算(2561日~831日)は、売上高が対前年同期比8.7%増の789億円と好調だったが、営業利益が同36.7%減の16億円、経常利益が同32.7%減の18億円となり、営業・経常利益は大幅に減少した。

 第1四半期は、顧客に「安くて新鮮で美味しい商品」を提供するため、ESLP(エブリデイ・セイム・ロープライス)による地域最安値価格を追求。加えて、自社開発商品の中身を徹底的に分析して改良を重ねた「高品質・低価格」を前面に打ち出した展開を行った。また、自社物流の構築による物流コストの削減、産地からの最短定温物流実現による生鮮食品の鮮度向上も推進した。

 高速多店舗化出店を継続して掲げ、店舗数の増加によって中国と関西の両センターの稼働率を上げることでコスト削減を実現するため、第1四半期には、滋賀県、兵庫県、三重県、福岡県、新潟県にそれぞれ1店舗の計5店舗を出店。そのうち1店舗は100%センター供給店舗フォーマット(SFO店舗)の出店で、出店コストと店舗運営コストの削減を実現している。

 265月期の連結業績については、売上高で対前期比6.8%増の3129億円、営業利益で同5.0%増の103億円、経常利益で同3.1%増の104億円を見通し、第2四半期以降で利益回復をめざす計画だ。

「ラ・ムー」4店舗を連続出店

 大黒天物産は11月中旬に「今治南店」(愛媛県今治市)、「三重川越店」(三重県川越町)、下旬に「岩出店」(和歌山県岩出市)、12月上旬に「本巣五反田店」(岐阜県本巣市)を出店する。

アオキスーパー
大学生経営のスタートアップによる“最高品質”の柿を販売

 アオキスーパー(愛知県)は匠の技と最新技術で“誰でも農業ができる仕組みづくり”をめざす大学生が立ち上げたスタートアップ企業・Umai Japan(愛知県)が扱う、最高品質の柿「Umai KAKI」の販売を10月から一部店舗で開始する。Umai Japanは、新たな農業モデルの確立に取り組むスタートアップで、「Umai KAKI」はこれまで大手航空会社のファーストクラスに採用されるなど、確かな品質が評価されている。

 

1 2

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

ダイヤモンド・チェーンストア編集部紹介サイトへ

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態