ハローズ
24時間営業を主体に店舗展開
30年2月期に営業収益2800億円へ
ハローズは中四国および関西の一部で食品スーパー(SM)を展開する。県別店舗数は広島32店舗、岡山27店舗、香川15店舗、愛媛9店舗、徳島9店舗、兵庫13店舗、山口2店舗、計107店舗だ(2025年2月末)。
ハローズは1949年、広島県府中市で個人商店として創業し食品販売を開始した。業容の拡大に対応するため、58年に府中スーパーマーケットを設立し、広島県東部でまだ少なかったSMを府中駅前に開店。88年ハローズに社名変更した。
同社は24時間営業を主体にしたビジネスモデルを特徴とする。店舗における商品発注、商品補充、生鮮品の加工、清掃などの業務が時間帯で明確化された「24時間店舗運営システム」、24時間営業の商品・資材の提供を支援する「24時間物流システム」、顧客ニーズと各業務システムが連携する「24時間情報システム」を運用することで労働生産性の向上、チャンスロスの防止、売れ残りロスの削減、ローコスト運営の確立を図っている。
25年2月期は、商品面では、継続して重点販売商品の育成及び適切な品質かつ低価格を基本コンセプトとしたプライベートブランド商品の拡充に努めた。また、8月から岡山県立大学との共同開発による「栄養バランス弁当」第12弾を発売した。販売促進面では、生活防衛企画および自社会員カードのポイント優遇施策を継続した。25年1月には便利な買物機能を持つハローズアプリの運用を開始した。
店舗開発面では、24年11月に綾歌店(香川県丸亀市)、小野田店(山口県山陽小野田市)を売場面積600坪型・24時間営業の店舗として新規出店した。また、24年8月に広畑店(兵庫県姫路市)を閉店した。店舗改装については7店舗を実施した。
同社は長期ビジョン「西日本5000億円構想」を掲げ、営業収益5000億円、店舗数250店舗をめざしている。26年2月期から5カ年の中期経営計画「瀬戸内2814計画」では、新規出店に600億円を投じ、30年2月期までに140店舗体制・営業収益2800億円を達成する目標を掲げている。
代表取締役社長 : 佐藤 利行
| 売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 195,444百万円 | 24.9% | 5.5% | 22.2% | 5.5% | 4.3% |
決算期:2024年2月 / 個別





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