ハローズ
2023年度新規出店・既存店改装を継続し、売上・利益2ケタ成長
中国・四国でSM(食品スーパー)を展開するハローズの2023年度(24年2月期)業績は、営業収益1954億円(前年度比12.3%増)、営業利益108億円(同20.1%増)、経常利益108億円(同19.2%増)、当期純利益85億円(同38.5%増)だった。36年連続の増収、経常利益は11年連続、純利益は5年連続の増益となり、売上・利益とも成長を続けている。
店舗開発では、23年4月に野里店(兵庫県姫路市)、6月に東予店(愛媛県西条市)、11月に西宮山口店(兵庫県西宮市)、12月に防府新田店(山口県防府市)の4店舗を出店した。いずれも、同社が得意とする売場面積600坪型24時間営業の店舗だ。23年度末店舗数は広島県32店舗、岡山県27店舗、香川県14店舗、愛媛県9店舗、徳島県9店舗、兵庫県14店舗、山口県1店舗の計106店舗となった。商品政策では、重点販売商品を育成するとともに、適切な品質かつ低価格を基本コンセプトとするプライベートブランドのシェアアップを図った。また、岡山県立大学との共同開発による「栄養バランス弁当」第11弾を発売したほか、販促として生活防衛企画や自社会員カードのポイント優遇施策を実施した。
店舗運営では、全店24時間営業を継続した。また、23年3月に丸亀中府店(香川県丸亀市)、5月に水呑店(広島県福山市)、7月に十日市店(岡山県岡山市)、9月に邑久店(岡山県瀬戸内市)、10月に仏生山店(香川県高松市)、24年2月に西大寺店(岡山県岡山市)を改装した。業務改善策としては自動発注システム拡大に取り組んだ。物流では、中長期的な成長戦略推進に向けた主要物流拠点の確立を目的に、23年3月に香川県坂出市に坂出ロジスティクスセンターを新設したほか、6月に兵庫県姫路市に兵庫低温センター、11月に広島県広島市に広島低温センターを開設した。24年度業績は、営業収益2017億円(23年度比3.2%増)、営業利益109億円(同0.8%増)、経常利益109億円(同0.5%増)、当期純利益74億円(同13.6%減)を見込んでいる。
代表取締役社長 : 佐藤 利行
売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
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195,444百万円 | 24.9% | 5.5% | 22.2% | 5.5% | 4.3% |
決算期:2024年2月 / 個別