U.S.M.H(ユナイテッドスーパーマーケットHD)
いなげやを加え首都圏最大規模の食品スーパーに
2028年2月期に営業収益1兆800億円をめざす
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは食品スーパー(SM)4社を傘下に抱え、首都圏でSM660店舗を展開する(2025年2月末)。
同社はマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の3社が経営統合し15年に設立された純粋持ち株会社。イオンが同社の株式の過半を保有する。24年11月にはいなげやと経営統合し、首都圏最大規模のSMとなった。
24年11月のいなげやとの統合を機に事業会社間の関係を抜本的に見直し、共通する価値観と思想をもとに全体の連携を強化するとともに、首都圏最大規模のSMとして強固な経営基盤を構築する体制へ移行する取り組みを開始している。
具体的には、①規模を生かした加工食品・日配食品の一括仕入れ調達体制の構築、②コスト適正化のため人事・総務・ITなどバックオフィス部門集約による共通業務の効率化、③業務品質の向上に向けIT・ロジスティクス・店舗開発などの業務統合による、情報共有の迅速化とマーケティング機能の充実、などだ。各事業会社は、顧客起点を絶対の価値観として、現状を分析したうえで店頭の業務を見直し、競争優位のポジションに立ち、顧客からの支持拡大を図る。
25年2月期は「マルエツ草加デリカセンター」を本格稼働させ、伸長が続く調理食品の品揃えの充実を図るとともに、店舗作業の軽減を実現するため、グループの約500店舗への商品供給を開始している。
同社は「第4次中期経営計画」(26年2月期~28年2月期)にもとづき、①店舗サービスの強化をめざした、顧客へのサービス向上と接客の強化、②生鮮やデリカなど主力商品の強化、従業員トレーニング・教育の強化に基づく提供品質の向上、③人事総務・システム・商品の各社組織の集約・スリム化、などの施策に取り組んでいる。
26年2月期の連結業績見通しは、営業収益9798億円(前期比20.8%増)、営業利益110億円(同84.0%増)。第4次中計では、28年2月期に営業収益1兆800億円、営業利益215億円を見込んでいる。
代表取締役社長 : 藤田 元宏
| 売上高 | 売上高 総利益率 | 売上高 営業利益率 | 売上高 販管費率 | 売上高 経常利益率 | 売上高 当期純利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 706,657百万円 | 28% | 0.9% | 29.3% | 0.9% | 0.1% |
決算期:2024年2月 / 連結





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