ヤマザワ 第3四半期は増収も営業利益は2ケタ減

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 ヤマザワ(山形県)が1月11日に発表した2024年2月期第3四半期決算(連結3月1日~11月30日)は、売上高が2.8%増の759億2,200万円、営業利益は32.6%減の4億4,100万円と2ケタの減益となった。

 売上高の87%超を占めるスーパーマーケット事業は、第3四半期連結累計期間に2店舗を新規出店、既存店1店舗の改装を行った。

 顧客の創造、新たな生産性の獲得、収益構造改革などに取り組み、顧客の創造では来店動機や購買動機を高めるために、独自性を追求して「ヤマザワブランドづくり」に注力。美味しさ、地元(産地)、健康、便利の4つをコンセプトに、商品の品質の追求と付加価値を生む売り方を訴求した。

 新たな生産性の獲得では、従来以上に効率的に業務を遂行するため、ローコストオペレーション(DX推進)に努め、発注支援システムの導入・拡大やセルフレジの増設、新グループウェアの導入を実施。収益構造改革では、よねや商事の吸収合併による効率的な運営や、前年度に立ち上げたコスト削減委員会によるコスト削減に向けた取り組みを進めた。

 スーパーマーケット事業の売上高は661億9,300万円で3.2%増となったが、第3四半期連結累計期間の売上総利益率は前年同期と比べてほぼ横ばいの27.5%。一方、販管費率は売上比で0.3ポイントアップして26.9%となったことが減益につながった。

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