イオン いなげや株を公開買い付け 首都圏での競争力強化へ

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イオンのロゴマーク
〔写真説明〕イオンのロゴマーク(時事通信社)

 イオン(千葉県)は10月6日、いなげや(東京都)の普通株式を公開買付けにより取得することを発表した。

 買付け期間は2023 年10月10日から11月21日まで。

 イオンは現在、いなげや株17.01%を直接保有する筆頭株主であり、同社の連結子会社ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H、東京都)の完全子会社であるカスミ(茨城県)を通じた間接所有分(0.21%)を合わせて17.22%を保有し、いなげやを持分法適用関連会社としている。

 イオンといなげや及びU.S.M.Hは、2023年4月に「関東における1兆円のSM構想」実現のため、イオンがいなげやの議決権の 51%相当を上限に株式を取得し、いなげやをイオンの連結子会社とした上で、いなげやをU.S.M.Hの完全子会社とする経営統合に向けた基本合意書を締結している。

 いなげやとU.S.M.Hはこの合意書締結時点で連携関係にはなく、経営統合は十分な協議の時間を確保するため、2024年11月を目途として協議を進める予定。なお、経営統合を実行するか否か、また、実行する場合における具体的な手法及び条件等は未定としている。

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