セブン&アイの2011年3~8月期決算、ヨーカ堂とベニマルが大幅増益、粗利益率の改善進む

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 セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂とヨークベニマルが2011年3~8月期決算で大きく利益を伸ばした。

 ヨーカ堂の営業利益は前年同期の32億円強の赤字から60億円強の黒字に転換、約93億円の利益改善を実現した。既存店売上高は3.3%減と伸びなかったが、昨年暮れから過度な値下げ販売をやめことが奏効し、粗利益率が1.4ポイント改善の29.9%に高まった。12年2月期通期では前期比約5.6倍の120億円の営業利益を見込む。

 ヨークベニマルは震災直後に大きく売上げを落としたものの、3~8月の既存店売上高は前年並みを維持。特売が減ったことで粗利利益率が1.2ポイント上昇の27.3%となり、営業利益は95億円と前年同期の約2.4倍に増えた。12年2月期の営業利益については震災直後に予想した10億円から7月7日に100億円に上方修正したが、これをさらに125億円(前期比40.8%増)に引き上げた。

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