2020年末出店! 「ロピア府中フレスポ店」の売場をレポート

矢野清嗣
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店舗コンセプトは「食の専門店街」!?

 売場配置は、既存店でもおなじみの、ワンウェイ方式を採用。主通路の床には鉄道のレールのイラストが描かれ、入口青果売場に「START」、ヨーグルトコーナー付近に「GOAL」とある。この主通路の約120mが、ロピアがたびたびキャッチコピーとして掲げている「食の専門店街」であるのかもしれない。

主要部門の売場を見ていこう。導入部の青果売場は作業場と一体化させ、壁面と入口付近に配した平台4台で“青果ゾーン”を形成する。
入口は狭く、店内に足を踏み入れるとすぐに旬の果実が目に飛び込んでいる。入口付近では、開店目玉商品としてイチゴの売り込みにチカラを入れており、長崎県産「ゆめのか」、栃木県産「とちおとめ」 (各299円)、福岡県産「博多あもおう」(399円)などを平台に陳列。多くのお客が2~4個ほどを買物カゴに入れていた。

野菜コーナーでは、「白菜1玉」「ネギ3本」「えのき2袋」を99円、「キャベツ1玉」「大根1本」「レタス1玉」「ほうれん草1束」を79円、「もやし200g」は19円で提供するなど、売れ筋のほぼすべてで価格訴求を行っていた。青果売場だけで買物カゴがいっぱいになってしまっているお客もいた。

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