兵庫県三田市のニュータウン中心地に出店! 「ロピア兵庫三田店」の売場を解説

矢野清嗣
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鮮魚では「刺身」売場を新たに導入

 続く鮮魚では、壁面24尺のスペースを“丸物ゾーン”とし、「金目鯛」(1尾1000円)、「真カレイ」(1尾300円)、「太刀魚」(1尾500円)、「ヤリイカ」(2杯790円)などを揃えている。担当者は鮮魚売場の屋号「魚萬」の法被を着て、大きな声を出して接客するなど、売場は活気にあふれていた。

 売場中央8尺のスペースでは、新たな試みとして刺身コーナーを導入していた。「金目鯛」「本まぐろ上トロ」(各990円)、「本まぐろ赤身」(690円)、「2点盛」(690円、790円)、「やりいか」「ぶり(養殖)」「かつおたたき」(各590円)、「もんごイカ」「サーモン」(各500円)など24品目を揃える。

新たな試みとして刺身コーナーを導入。写真は「刺身盛り」(690円)

 その隣の8尺のスペースは、「大和郡山店」(奈良県大和郡山市)から導入した「オーダー寿司」を導入しており、「大とろ」「金目鯛」(各300円)、「中トロ」「うに」(各250円)、「かんぱち」「生えび」(各200円)、「とり貝」[生サーモン」(各150円)、「すしえび」100円など約30品目を販売する。

専門性を追求した精肉売場

 市場のような“ざわめき”が感じられる鮮魚の先にあるのは精肉売場だ。精肉は約80坪(歩測)の広々としたスペースで売場を展開する。天井も高く、鮮魚と比較すると落ち着いた雰囲気の空間となっており、お客はゆっくりと商品を選んでいる様子だった。こうしたメリハリのある売場選出もロピアならではと言っていい。

 売場を見ていくと、鮮魚との境目に自社製加工肉の試食販売コーナーを設け、多くのお客が立ち止まって試食していた。壁面44尺のスペースは牛肉コーナーで、「ブロック」「ステーキ」「しゃぶしゃぶ・すき焼」「黒毛和牛」「みなもと牛」「輸入牛」という並びになっている。

「穀物肥育牛モモステーキ豪州産(しんたま)」は100g218円の超特価で提供する

 正面壁面48尺は「焼肉」「豚肉」「ひき肉」を配置。豚肉は「ロピア三元豚」をメインにセンター納品商品で対応。輸入豚は「スペイン」「カナダ」「メキシコ」「イタリア」などを揃える。鶏肉は平場で売場を展開しており、鹿児島県産「桜島どり」を店内加工で提供するほか、こだわり商品として「博多地鶏」も扱う。

 オーダー寿司コーナーや今回新規導入した刺身コーナーなど、最近のロピアの新店では鮮魚が精肉と並ぶ“売場の顔”になりつつある。だが、やはり専門性あふれる品揃えの精肉こそロピアの真骨頂であり、売場の要と言っていい。

 後編では、日配、加工食品、酒類などの売場を見ていく。


(店舗概要)
開店日 2022年3月15日
所在地 兵庫県三田市けやき台1-7
営業時間 9:00~19:00
売場面積 980坪(歩測)

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