魚肉ソーセージ市場、栄養価を改めて訴求し 需要拡大につなげる
ターゲットに向けて、機能を訴求した商品を提案
魚肉ソーセージではシニア層をターゲットにした栄養機能を強化した商品が好調に推移している。マルハニチロでは、心血管疾患に対する疾病リスク低減の特定保健用食品「DHA入りリサーラソーセージω(オメガ)」を新発売。パッケージでもヘルスクレームを大きく表示し、専用什器を用意して、さまざまな場所で訴求する。同社では、中性脂肪を下げる効果が期待できる特定保健用食品の「DHA入りリサーラソーセージ」と一緒に訴求して、魚肉ソーセージ市場拡大につなげていく。
一方、ニッスイでは、味わいはそのままに、塩分を50%カット(八訂「魚肉ソーセージ食塩相当量比」)した「減塩おさかなのウインナー5本束」を新発売。昨今、子供の減塩への関心が高まっていることから、子供のおやつとして安心して与えられる減塩商品を発売した。
子供のおやつやお酒のおつまみ、料理の素材など、魚肉ソーセージの需要は安定しているため、栄養価を改めて訴求して、さらに需要アップを図りたいところだ。