コロナ禍を経た2021年の「朝食」に変化は!?データをもとに朝食のトレンドを探る

倉田 悠
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【図表1】朝食メニュー傾向

【図表1】朝食メニュー傾向
分析期間:2019~2021年、4~6月 食卓機会:朝食 TI値:1000食卓当たりの出現回数
出典:食MAP®
※食MAP®データにつきまして無断転載は禁止とさせていただきます。
※TI値は㈱ライフスケープマーケティングの登録商標です。

 一方で、インスタントはコロナ禍前・昨年比ともに増加となった。コーヒーユーザーは昨年と比べ、ヘビーユーザーの割合が増加し、さらにヘビーユーザーにおけるインスタントの使用割合も増加していることが食MAPからわかっている。テレワークの普及などでコーヒーを飲むシーンが家庭内へシフトし、毎日飲むものだからこそより手軽さを求めているのかもしれない。生活者は、同じメニューの中でも自分のライフスタイルによりフィットしたかたちを求めているようだ。

 今回はコーヒーに着目したが、今後コロナ禍を踏まえた提案を考えるにあたり、単純にメニューの傾向を把握するだけでなく、つくり方などより細やかな切り口が必要となるだろう。

食MAP®のロゴ

食MAP®とは、株式会社ライフスケープマーケティングが提供するマーケティング情報システム。1998年10月から首都圏30km圏内在住の主婦世帯を対象に、食品の購買、調理、消費までをパネル形式で調査したもの。

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