健康や環境への意識変化で売場での存在感を急速に高める「プラントベースフード」

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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さまざまな部門で幅広く導入が広がる

 新店の取り組み事例を具体的に見ていこう。「マルエツ船橋三山店」では、売場の随所に「プラントベース」コーナーを設置しており、精肉売場でも大豆ミートを使ったレトルト総菜コーナーを設置している。

「プラントベース」の専用ロゴを掲げるボードや棚帯などで動物タンパクに代わる選択肢を提案/マルエツ船橋三山店
「プラントベース」の専用ロゴを掲げるボードや棚帯などで動物タンパクに代わる選択肢を提案/マルエツ船橋三山店

 「東武ストア新河岸店」では、さまざまなメニューに活用できる素材としての大豆ミートをはじめ、惣菜類などをコーナーに集約して展開する。

「ヘルシーでおいしい大豆のお肉」をテーマにコーナー展開する東武ストア新河岸店
「ヘルシーでおいしい大豆のお肉」をテーマにコーナー展開。素材のほか、簡便総菜などを揃える/東武ストア新河岸店

 「イオンスタイル高知」は、大豆ミートへのトライアルを提案するボードや棚札を掲げて訴求する。

「いつものお肉を代えてみて!」と訴求する大豆ミートコーナー/イオンスタイル高知
「いつものお肉を代えてみて!」と訴求する大豆ミートコーナー。“代替”というより、新しい選択肢として提案する/イオンスタイル高知

 「原信寺沢店」では、こんにゃくをテーマにした商品を集約。麺類やこんにゃくステーキなどを揃え、健康への関心層に働きかけている。

こんにゃくを使ったヘルシーメニューを集約/原信寺沢店
従来から注目されてきたこんにゃくを使ったヘルシーメニューを集約。麺類やさまざまなフレーバーの素材を取り揃える/原信寺沢店

 「イオンスタイル有明ガーデン」も、さまざまな部門で大豆ミート関連食品を展開しているが、グロサリー部門では、直接ヴィーガン食としてのコーナー訴求を行う。

「ヴィーガンの方に」という切り口でコーナーを設置/イオンスタイル有明ガーデン
「ヴィーガンの方に」という切り口でコーナーを設置。素材用の大豆ミートを中心にパスタソースやカレーなどを揃える/イオンスタイル有明ガーデン

 また大豆ミートを使った総菜を活用した弁当を展開しているのが、「マルエツプチ本駒込二丁目店」。POPを掲げて注目度を高めている。

大豆素材のミートボールを使った弁当を提案/マルエツプチ本駒込二丁目店
大豆素材のミートボールを使った弁当を提案。目立つPOPを掲げ、特徴をアピールする/マルエツプチ本駒込二丁目店

 「イトーヨーカドー新田店」もいくつかのコーナーを設置しているが、冷凍食品売場にワンプレートの総菜を展開。手軽さや保存性の面でも冷凍食品としてのメリットがある。

冷凍食品売場に大豆ミートを使った商品を展開/イトーヨーカドー新田店
冷凍食品売場に大豆ミートを使った商品を展開。通常の冷凍総菜と併せて展開し、選択肢を提供する/イトーヨーカドー新田店

 また、発芽豆を原料とするコロッケや餃子、春巻きなどを平台で展開しているのが「ライフ東日暮里店」。ボードでも大きく打ち出している。

「<発芽米>」からつくったおにく」のボードを掲げて、特徴を訴求/ライフ東日暮里店
「<発芽米>」からつくったおにく」のボードを掲げて、特徴を訴求。栄養面や味のよさといったメリットをアピールする/ライフ東日暮里店

 乳製品については、早くから豆乳やアーモンドミルクなどのプラントベースフードが展開されてきた。

 「イオンフードスタイル茨木太田店」では、ヨーグルト売場の中に、「植物性ヨーグルト」コーナーを設置し、視認性を高めている。

豆乳を使用したヨーグルト類を「植物性ヨーグルト」コーナーで展開/イオンフードスタイル茨木太田店
豆乳を使用したヨーグルト類を「植物性ヨーグルト」コーナーで展開。商品のバリエーションは増える傾向にあり、コーナー化しやすくなっている/イオンフードスタイル茨木太田店

 同様に「リンコス横浜馬車道店」も、植物性ミルクを集約して展開。ますますバリエーションが増えている豆乳飲料と併せて陳列を行っている。

人気の高い豆乳飲料と、植物性ミルクを集約して展開/リンコス横浜馬車道店
人気の高い豆乳飲料と、植物性ミルクを集約して展開。ヴィーガン向けのプロテイン飲料なども揃える/リンコス横浜馬車道店

 20年は、プラントベースミートの商品のバリエーションも増加している。ヘルシー志向の納豆や豆腐も増えているため、さまざまなテーマでの店頭訴求の可能性が広がっている。

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