内食需要の高まりでシチューが食卓出現率を上げる!ライフスタイルの変化に合ったシチューの魅力とは!?

石山真紀(ライター)
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エスビー食品、生活の変化に対応した食シーンの提案で喫食機会の拡大を図る

緩やかなダウントレンドが続く即席シチュー市場だが、昨年のエスビー食品のシチューは、新商品の投入やプロモーションの展開で好調に推移した。今年も発売10年目を迎えた「濃いシチュー」を中心に食シーンの提案で喫食頻度アップを図っていく。

エスビー食品「濃いシチュー」など

「濃いシチュー」は昨シーズン、過去最高のシェアを獲得

 素材の濃さと上質で濃厚な味わいの「濃いシチュー」シリーズ。昨年は暖冬の影響で市場は縮小したが、「濃いシチュー」は、テレビCMの投下や休日と平日それぞれの食シーン提案などにより、過去最高のシェアを更新した。とくにホットプレート提案は〈ラクレットチーズ〉〈きのこバター〉で高い利用率となり、ルウシチューの利用場面の拡大につながった。

 この秋は、味わいをブラッシュアップ。〈クリーム〉は生クリームのおいしさを底上げし、〈ビーフ〉は香味野菜の量をアップ、〈ラクレットチーズ〉はスイス産ラクレットチーズを増量することでより濃厚でクセになる味わいに仕上げた。

 また、食シーンの提案をさらに強化。10種類のスタイルに合わせたレシピを用意したうえ、「究極のレシピ」で特別なシーンにも対応する。商品裏面で提案しブランドサイトで詳細な情報を発信していく。その他、11月には継続起用している俳優の西島秀俊さんと伊藤淳史さん出演のテレビCMを投下する。

 さらにこの秋は幅広い世代の女性に支持される料理家の栗原はるみさんプロデュースの化学調味料無添加で素材の味わいを最大限にひきたてた「栗原はるみのクリームシチュー」を新発売。鶏がらをベースに丸鶏やもみじ、香味野菜をじっくり煮込み、旨みが凝縮された栗原さんの自家製チキンブイヨンを再現し使用。そこに国産バターのコクと風味が豊かでなめらかなホワイトソースを合わせた。

 クリーム感にこだわった新タイプのパウダーシチュールウはさっと溶け、汎用性も高いため固形ルウに対する不満にも対応。4皿分×2袋入りとなっており、アレンジの幅も広がる商品仕様となっている。パスタ、スープなど栗原さんおすすめのアレンジレシピをパッケージ裏面のほか、ブランドサイトでも紹介。リーフレットでも提案していく。

時短・簡便調理ニーズに対応「とろっとワンプレート」

 時差出勤やテレワークが定着し、手づくりでの時短ニーズはさらに高まっている。そこで同社では時短・煮込みメニューとして提案している「とろっとワンプレート ドリアミート」をこの秋にリフレッシュ。デミグラスソースと焦がしチーズを合わせた濃厚ソースの〈ドリアミート〉は、焦がしチーズのおいしさをアップした。

 また、濃厚なトマトクリームソースにスパイスを程よく効かせクリーミーな味わいに仕上げた〈クリーミーバターチキン〉を新発売。バターチキンカレーは子育て世帯でも家庭での喫食意向は高いため、新商品の投入で新たな需要拡大が期待できる。

 身近な素材2品、煮込み時間10分以下で手軽にでき、家族みんなで楽しめる魅力的なメニューで、購買を促進する。裏面やブランドサイトではバランスのよいワンプレートでの食べ方・アレンジ提案を行っていく。

 生活の変化や多様なニーズに対応したレシピ提案で、喫食機会の拡大を図り、シチュー市場の活性化を図っていく考えだ。

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