米メイシーズが全店で営業休止、新型コロナ対策で、ショッピングセンターも閉鎖広がる

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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米メイシーズ外観
米国内の約800店舗を3月末まで閉鎖。インターネット通販事業は続ける

 米百貨店最大手のメイシーズは3月17日、新型コロナウイルスの感染拡大への対応策として3月末まで全店舗で営業を休止すると発表した。同社は「メイシーズ」「ブルーミングデール」「ブルーマーキュリー」などの店名で約800店舗を展開しているが、全店が営業休止の対象となる。店舗の営業を休止している間も、EC(インターネット通販)事業は続ける。

 米国では新型コロナの感染拡大防止のため、政府が不要不急の外出や買い物などの自粛を呼びかけており、アップルの直営店「アップルストア」や化粧品専門店「セフォラ」も米国内の全店で営業を休止している。セフォラは4月3日までの営業休止期間中、同社のECサイトで購入した商品の配送料を無料とする。

 一方、ニュージャージー州ではフィル・マーフィー知事が16日、感染拡大防止のために生活必需品以外を扱う小売業や娯楽施設などの営業時間を午前5時から午後8時までに制限したり、全てのカジノやコンサートホール、スポーツジム、映画館の営業を禁止したりする措置を表明。この措置は知事が制限を解除するまで続けられる。これを受けて、同州ではクローズド(屋内)モール型のショッピングセンターが一斉に営業を取りやめた。

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