マミーマートの戦略業態、生鮮市場TOP!の強さと戦略を徹底解説
埼玉県を中心に関東1都3県で食品スーパー(SM)を展開するマミーマート(埼玉県/岩崎裕文社長)は昨今、価格訴求型の新フォーマットの出店を進めている。このうち生鮮強化型のディスカウントSMである「生鮮市場TOP!」では、鮮度よい商品を幅広くラインアップし、低価格で訴求する。最新店舗の一つから、同フォーマットの凄みをあぶりだす。
新フォーマットの売上比率が過半に
マミーマートが出店拡大を進める2つの新フォーマットが、「生鮮市場TOP!」と「マミープラス」だ。どちらもEDLP(エブリデー・ロープライス)を採用するディスカウントSMの位置づけだが、コンセプトはそれぞれで異なっており、立地や商圏特性に合わせて使い分けながら出店を進めている。
2019年から展開する「生鮮市場TOP!」は、生鮮を中心とした食品強化を掲げ、日用品を扱わず、食品の尺数を最大限確保した売場づくりを特徴としている。安さを前提としつつも、生鮮・総菜ではインストアで手間をかけた商品も多く、価格に対する品質の高さという価値訴求にも力を入れている。
また、基本商圏は半径5㎞圏と広域集客型のフォーマットで、ファミリー層、料理好き、飲食店関係者をメーンターゲットに、ディスカウントSMでありながらハレの日需要に応えられるMD(商品政策)を展開している。

生鮮市場TOPスーパービバホームちはら台店
●所在地: 千葉県市原市ちはら台南3-21-1
●営業時間: 9:00~21:00
●店舗面積: 約2066㎡(625坪)
●駐車台数: 777台(共用)
対して、21年から展開する「マミープラス」は、
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