25年2月15日号 ディスカウンティングの新潮流
小長引くインフレで消費者の価格感度が依然高いなか、食品を中心に価格訴求を行うディスカウンターの存在感はより大きくなっています。
さらに一方で食品スーパーによるディスカウントフォーマットの開発・出店拡大が全国的に進み、プレーヤーが乱立する中で価格軸の競争は同質化の様相を呈しています。
そうした状況下で一部のディスカウンターは、価格だけではない、プラスアルファの特徴や独自性を追求し、新たな集客装置にしようとする動きを見せています。有力チェーンの最新戦略を取材・独自調査し、「ディスカウンティング」の新たな潮流を考察しました。
編集後記
短期間でこうも景色が変わるものかと。1月中旬に開かれたNRF2025。ソーシャルコマースにおけるTikTokの重要性が高まる一方で、米連邦政府によるTikTok禁止法案の施行を懸念し「TikTokからの退避」を叫ぶ出展者がいましたが、意外にもトランプ大統領は法律適用の延長を発表。継続の芽が残りました。また初日の基調講演では、この世の春を謳歌するNVIDIAの小売担当責任者が登壇、「AI=NVIDIA」を強く印象付けました。それから2週間後、中国「ディープシーク」ショックで、同社の時価総額は1営業日で90兆円吹き飛んだのです。フジテレビ問題しかり、見通せない不確実なことばかりです。
昨年の秋頃、友人に誘われたのをきっかけに登山にチャレンジしました。もちろん初心者ルートを選びましたが、運動不足が深刻な私にとってはかなり険しい道のりでした。登頂後は景色を一望しながらご飯を食べるのですが、登り終えた達成感からか、コンビニのおにぎりがご馳走のようにおいしく感じました。
これをきっかけに、いまでは月1回程のペースで友人と山に登っており、難易度を徐々に上げて楽しんでいます。下山後は近隣の温泉に浸かって汗を流し、体を癒して帰るのが定番です。
こんな風に新しい趣味が増えるとは思っていなかったので、この機会に富士山の登山をめざして頑張ってみようと思います。
(上林)