イオン、調剤薬局メディカル一光の介護事業子会社に出資、東邦HDも

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メディカル一光グループとイオンは1997年に資本・業務提携しており、イオンはメディカル一光グループの株式約27%を保有する筆頭株主となっている。2018年10月28日、大阪で撮影(2019年 ロイター/Thomas White)

 調剤薬局のメディカル一光グループは5月26日、ヘルスケア(介護)事業子会社のハピネライフ一光(津市)がイオンと医薬品卸の東邦ホールディングス(HD)を割当先とする第三者割当増資を行うと発表した。

 メディカル一光グループとイオンは1997年に資本・業務提携しており、イオンはメディカル一光グループの株式約27%を保有する筆頭株主となっている。また、メディカル一光グループは2009年、東邦HDとも業務提携している。

 イオンと東邦HDは、ハピネライフ一光の株式を300株ずつ引き受ける。出資額は両社合わせて7億5000万円。ハピネライフ一光への出資比率はメディカル一光グループが75.0%、イオンと東邦HDが12.5%ずつとなる。

 メディカル一光グループはジャスダック上場で、21年2月期の売上高は316億円、営業利益は10億円。「フラワー薬局」の店名で展開する調剤薬局事業が売り上げの約7割を占めるが、05年にヘルスケア事業に参入。三重県をはじめ2府7県で居住系介護施設42施設(居室数1417室)のほか、通所介護、居宅介護支援などのサービスを提供している。

 第三者割当増資で調達した資金は、ヘルスケア事業に関連するM&A(合併・買収)や有料老人ホームの建設資金に充てる。同事業の売上高は66億円、税引前利益は2億円となっている。

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