コンビニ大手3社とトヨタ・日野、燃料電池トラックの走行実証、21年に

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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トヨタとセブンイレブンが実証実験で使用している燃料電池トラック
トヨタとセブン-イレブンは2019年以降、東京と栃木の一部地域で燃料電池トラックを使った配送の実証実験を行っている

 コンビニエンスストア大手3社とトヨタ自動車、日野自動車は12月8日、燃料電池(FC)小型トラックの導入を検討すると共に、将来の普及に向けた環境整備に取り組むことで合意したと発表した。

 セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社は2021年、トヨタと日野が共同開発するFC小型トラックの走行実証を行う。走行実証の評価をふまえ、コンビニ大手3社は複数の配送センターや店舗間物流でFC小型トラックを使った実証実験を22年以降に行うことを検討する。

 また、22年以降も5社は、国や自治体などとも協力しながら、FCトラックの普及に向けた仕組みづくりなどを検討していく。

 FCトラックを使った配送実験はセブン-イレブンとトヨタが19年から東京都内の一部地域で、20年4月からは栃木県の一部地域で始めている。FCトラックは水素を燃料とし、走行中に二酸化炭素などの環境負荷物質を排出しない利点があるが、水素の補給拠点(水素ステーション)の整備が進んでいないこと、車両価格・水素価格が高いことなどが、本格普及に向けた大きな課題となっている。

 セブン-イレブンとトヨタが実証実験で使っているFCトラックは、約7キログラムの容量の水素タンクを積み、約200キロメートルを走行することができるが、トヨタと日野が開発するFC小型トラックは航続距離400キロメートル程度を目標とする。

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