週刊コンビニエンスストアニュース セブンイレブン「手巻おにぎり」の長鮮度化で消費期限を延長

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セブン-イレブンは「手巻おにぎり」の定番5アイテム(鮭・梅・昆布・辛子明太子・ツナマヨネーズ)について、3月5日以降、販売時間を平均8時間延長した規格で展開を開始。首都圏から順次導入し、今夏には全国に拡大する。同社はこれまで、オリジナルフレッシュフードの長鮮度化に取り組み、約85%の商品でこれを実現。今回、おいしさ・品質と長鮮度化の両立が難しかった「手巻おにぎり」について、新たな設備を導入し、現行よりも平均8時間延長させることで、消費期限24時間超を実現した。今後も、商品開発においてメーカーとの連携強化や、フレッシュフード製造工場の強みを生かし、おいしさの実現と環境配慮推進を進める。326日~41日のニュースをまとめました)

セブンのおにぎり

セブン-イレブン
「チョコっとグミ」にマンゴーフレーバーを追加

 「セブンプレミアム」で展開している袋菓子「セブンプレミアム チョコっとグミ」シリーズに、沖縄県産アップルマンゴーピューレを100%使用した「セブンプレミアム チョコっとグミ 沖縄県産マンゴー味」(税込108円)を追加し、4月2日から順次発売する。「セブンプレミアム チョコっとグミ」は、グミをチョコレートでコーティングした商品で、2023年3月に発売以降、累計500万個超を販売。今回のフレーバーには、2023年の台風の影響で規格外となった沖縄県産のアップルマンゴーピューレを使用した。

ファミリーマート
“タイパ”対応の6商品

 3月26日から沖縄県を除く全国の店舗で、忙しい新生活の時期に合わせ、“タイパ”(タイムパフォーマンス)需要に対応した商品として、片手でしっかりと食事が摂れるロールサンド、トルティーヤ、ピザサンドをリニューアルして発売した。ロールサンドは日々の食生活で不足がちなたんぱく質や食物繊維をムリなく補える仕立てで、トルティーヤとピザサンドは具材や生地のリニューアルに加え、新味種も販売していく。

  • 「たんぱく質が摂れる!サラダチキンロール」(税込398円)
  • 「食物繊維が摂れる!海老とブロッコリーロール」(398円)
  • 「トルティーヤ ハム&濃厚チーズ」(298円)
  • 「トルティーヤ タコスミート」(298円)
  • 「ピザサンド 完熟トマトのマルゲリータ」(270円)
  • 「ピザサンド クワトロフォルマッジ」(298円)

月例給の改定と初任給の引き上げを決定

 2024年度春季労使会議で、前年度に引き続き、ベースアップを柱とした月例給の改定および初任給の引き上げを決定。月例給は定期昇給と合わせて約4.3%(1万5,200円)のアップ。初任給は2万5,000円引き上げて24万5,000円とした。また、勤務時間を15分短縮して7時間30分に変更した。

デジタルサイネージ設置店舗が1万店を達成

ファミリーマートの店内に設置するデジタルサイネージ導入店舗が1万店となった。米国では、大手小売業者がデジタルサイネージなどの店頭メディアを活用した広告事業を立ち上げ、収益多角化を実現している。「FamilyMartVision」は、POSデータ、ID-POSによる購買行動分析、調査プラットフォームなどを活用することで、効果測定可能なメディアとして期待されているが、最近ではAIカメラによる視認分析機能もメニューに加えた。1日約1,500万人の老若男女が利用するファミリーマート。導入店舗では1週間に約6,400万人が利用する。

公民連携で「朝食喫食向上」を啓発

 大阪府、大塚製薬と協力し、「朝食喫食向上」の啓発動画を大阪府の約900店舗に設置されたデジタルサイネージ「FamilyMartVision」で、4月2日から15日まで放映する。また、4月中旬から5月末には大阪府内の一部店舗で「ファミマこども食堂」を開催。大塚製薬の食育アプリ「おいしいおえかきSketch Cook」を活用し、食事と栄養について学びながら、「朝食喫食向上」を啓発していく。

拡張タイプの無人決済店舗を西日本で初オープン

 4月1日、TOUCH TO GO(東京都港区)が開発した無人決済システム「TTG-SENSE MICROX」を導入した店舗として、京都橘大学内に「京都橘大学/N店」をオープンした。同店が導入したシステムは、従来店舗に比べて、売場面積(9坪)、品揃え(取扱品目約500種類)、決済ゾーン(レジ台数2~4台)を広げたことに対応できる拡張タイプの無人決済システムで、西日本では初の導入店舗。ピーク時でも多く利用者がスムーズに買物することができるようになった。

ローソン
<北海道>「シャウエッセン®」を使用した球団応援商品

 3月26日から北海道内の店舗で、北海道日本ハムファイターズの開幕戦に合わせ、日本ハムが販売するウインナー「シャウエッセン®」を使用したおにぎり、パン、パスタ、ホットドックの計4品を発売した。

<石川県>「Uber Eats」でOTC医薬品の取り扱いを開始

 3月28日から「金沢泉野町店」(金沢市)で、Uber EatsによるOTC医薬品の取り扱いを開始した。石川県のローソン店舗では初となる医薬品のデリバリーサービスで、風邪薬や目薬、胃腸薬など第2類・第3類医薬品約60種類を取り扱った。

<富山県>書店併設型店舗「LAWSONマチの本屋さん」を県初出店

 4月26日、富山県立山町と日本出版販売と連携し、書店併設型店舗「LAWSONマチの本屋さん」として、「ローソン立山町役場店」を開店する。立山町には書店がなく、同店は通常のコンビニエンスストアの品揃えやATM、各種チケットの予約などができるマルチメディア端末「Loppi」を設置するほか、雑誌・コミック・文庫本・ビジネス書・小説など約4,000タイトルの本を取り扱う。売場面積は約69坪で、うち17坪を書店部分に充てた。

「京都府立府民の森ひよし」のネーミングライツを取得

 京都府が公募していた京都府南丹市の森林公園「京都府立府民の森ひよし」の命名権(ネーミングライツ)に応募し、3月25日にネーミングライツパートナー契約を締結。これにより、森林公園の新愛称を「ハピろー!の森 京都」に決定した。愛称の契約期間は2024年4月1日から2029年3月31日までの5年間。

<ローソン・スリーエフ>今週のイチオシ新商品

  • 「くいチキン棒」……人気商品の復活版。鶏肉をふっくらとした衣で包んだ。(税込149円)
  • 「2種ソースのビッグチキンカツ弁当」……食べ応えのあるチキンカツを2種のソースで楽しめるようにした弁当。(667円)
  • 「ねぎとろ巻&いか明太巻」……濃厚なねぎとろ巻と、辛さ・食感が楽しめるいか明太巻を組み合わせた。(499円)
  • 「ほうれん草の白和え」……食べ飽きない、やさしい味わいの白和え。(214円)
  • 「もちぽにょはちみつ焦がしバター風味」……はちみつのまろやかな甘さと、コクと香りの焦がしバターの風味を効かせた、焼き菓子のような味わいのもちぽにょ。(168円)

 

ミニストップ
肉を味わうおにぎり

肉を味わうおにぎり「直火焼豚」(税抜100円)を3月26日に発売。直火で炙った焼豚をトッピングし、焼豚に合う甘めのタレで和えることで、見た目にも味にも満足できるおにぎり。

セイコーマート
今週のおすすめ新商品

  • 「安納芋大福」……長崎県五島列島産の有機安納芋を使用した、ねっとりとした味わいの大福。(税抜138円)
  • 「もちっとクレープ カフェモカ」……チョコとコーヒーチップ入りクリームを包んだもちもちクレープ。北海道限定発売。(120円)
  • 「ごまあんぱん」……ごまの香ばしさと小豆の甘さが際立つごまあんを使用。(128円)

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