大塚家具、12月1日付で大塚社長辞任へ

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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大塚家具の大塚久美子社長
大塚家具は28日、大塚久美子社長(写真)が12月1日付で辞任すると発表した。ヤマダホールディングス出身の三嶋恒夫会長が社長を兼務する。2015年5月撮影(2020年 ロイター/Yuya Shino)

 家具販売大手の大塚家具は10月28日の発表で、12月1日付で大塚久美子社長が辞任すると発表した。後任には家電量販店大手のヤマダHD社長で、大塚家具会長である三嶋恒夫氏が社長を兼任する。

 大塚家具は経営不振により、2019年に家電大手のヤマダの出資を受け、同子会社として経営再建を進めていた。同日発表した21年4月通期の業績見通しでは、最終損益はおよそ28億円の赤字となるものの前期と比べて大幅に改善。ヤマダとのプライベートブランドの共同開発など、相乗効果に一定の目途が立ち、来期以降の黒字化に道筋がつきつつある。過去の業績についての責任の明確化という意味で大塚久美子社長本人から申し出があり、今回の人事に至ったとしている。

 同日発表した2021年4月期業績予想は、売上高は304億円(前年同期253億円)、営業損益は26億円の赤字(同59億円の赤字)、当期純損益は28億円の赤字(同60億円の赤字)を見込んでいる。

 創業者の娘である大塚久美子氏は2015年に二度目の社長就任(一度目は09年~14年)。ニトリ、イケアとの激しい競争を強いられる中での再登板となったが、経営方針をめぐり、創業者である大塚勝久氏と対立、勝久氏が別ブランド「匠大塚」を立ち上げるなど、経営は混乱していた。

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