イオンリテール、店舗で配布するスプーン・フォークを紙製や木製に

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イオンリテールが配布を始める紙製や木製のスプーンとフォーク
2022年度上期中に紙製、木製への切り替えを完了する予定

 イオンリテールは3月から順次、「イオン」「イオンスタイル」など全約360店舗で配布するカトラリー(スプーン、フォークなど)をプラスチック製から紙製や木製に変更する。2022年度上期中に切り替えを完了する予定。

 4月から施行されるプラスチック資源循環促進法では、使い捨てプラ製品を年間5トン以上使用している事業者に、使い捨ての抑制や回収・リサイクル、環境配慮型素材への転換などを義務付けている。対象は小売店が配布しているスプーンやストロー、ホテルが配布するヘアブラシや歯ブラシ、クリーニング店のハンガーなど12品目となっており、各社は対応を急いでいる。

 イオンリテールでは20年から、総菜や弁当を購入した来店客に対して、申し出があった場合だけカトラリーを渡すことで、プラスチック使用量を削減してきた。また、ストローについては先行してプラ製から紙製に切り替えてきた。

 イオンは、事業活動で使用する使い捨てプラスチックを30年までに半減(18年比)させるグループ全体目標を掲げているが、イオンリテールではこの目標に先駆け、25年まで完了する計画だ。

記事執筆者

ダイヤモンド・リテイルメディア デジタル推進室 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

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