H2O、テナントが消費期限ラベル貼り替え=阪急うめだ本店のから揚げ店

時事通信社
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阪急うめだ本店
〔写真説明〕阪急うめだ本店=大阪市北区(時事通信社)

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング傘下の阪急阪神百貨店は2日、運営する阪急うめだ本店(大阪市)に出店しているから揚げ店「華鳥」(大分県中津市)が弁当の消費期限のラベルを貼り替えて販売していたと発表した。これまでに健康被害などの申し出はないが、2018年9月頃から断続的に同様の行為をしていたという。H2Oは「再発防止と品質管理体制の一層の強化に努める」とコメントした。

  利用者から「販売員がシールを貼り替えている」と指摘があり、発覚した。調査によると、華鳥が出店して半年後の18年9月から製造時間や消費期限を1時間遅らせたラベルを貼るなどの不正を行っていた。阪急うめだ本店のルールでは、弁当などの常温販売は消費期限を製造から7時間、商品販売を製造から5時間までと設定している。調査に対し、華鳥の従業員らは食品ロスを少なくしようと考えたなどと説明しているという。同店は、不正が判明した29日から営業を休止している。 

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