阪急百貨店が「走るデパ地下」=限定スイーツ、介護施設や病院へ

時事通信社
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阪神阪急百貨店
「走るデパ地下」と銘打ち、百貨店の地下食品売り場で販売している限定スイーツなどの移動販売事業を開始する。 写真は梅田本店

 阪急阪神百貨店(大阪市)は14日、「走るデパ地下」と銘打ち、百貨店の地下食品売り場で販売している限定スイーツなどの移動販売事業を開始する。介護施設や病院へ出向き、遠くまで買い物に行くのが難しい高齢者らに、百貨店ならではの商品を届ける。国内百貨店で初の試み。阪急うめだ本店(同)で12日、専用の移動販売車両が報道陣に公開された。

 品ぞろえは、カルビーとのコラボ商品「グランカルビー」など高級スナック菓子や老舗和菓子といったデパ地下の限定・人気商品が中心。介護施設や病院、シニア層向けマンションなど京阪神150カ所へ「出店」を計画している。

 百貨店では、高齢化の進展やコロナ禍を経て来店を前提とした購買行動が変化しつつある。移動販売は、実際に手に取って商品を選んでもらう楽しさを提供。テスト販売では、高齢者だけでなく、医療従事者やベビーカー利用者ら幅広い層から好評だったという。

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