アマゾン、オートロック付きマンションで置き配拡大 三井不動産系と協業

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アマゾンと三井不動産レジデンシャルリースの会見の様子
三井不動産レジデンシャルリースが管理する賃貸マンションで、ドライバーが配達時だけオートロックを解除できる装置を順次設置していく。

 アマゾンジャパン(東京都目黒区)は、オートロック付きマンションでの置き配サービスを拡大する。三井不動産レジデンシャルリース(RL)と協業し、同社が管理する賃貸マンションに専用機器を取り付け、配送ドライバーが配達時だけオートロックを解除できるようにする。

 アマゾンと三井不動産RLは2021年から共同で実証実験を進めてきた。今後、オーナーの承諾を得られた物件から順次、マンションの集合玄関のドアまたは制御盤に専用機器を設置していく。

 専用機器を使ったオートロック解除の仕組みを、アマゾンでは「Key for Business(KfB)」と呼んでいる。ドライバーは、配送荷物を持っているときに限り、配送アプリでオートロックを解除して入館でき、玄関先などの指定場所に商品を届ける。ドライバーが配達を完了すると、ロック解除機能は無効になる。

 アマゾンでは、KfBの導入を広げることでネット通販利用者がいつでも商品を受け取れるようにすると共に、再配達によるドライバーの負担を軽減する。日本では21年からKfBの導入を開始しており、22年末時点で19都道府県の5000棟以上のマンションに設置を完了した。

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