【良品計画】 インドで初出店、アジア事業が業績牽引

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 「無印良品」を展開する良品計画(東京都豊島区)は今夏、インドでの出店を始める。インドの大手財閥リライアンス・インダストリーズ・グループ傘下のリライアンス・ブランズとの合弁会社を通じて8月にムンバイに1号店を、9月にはバンガロールに2号店を出す。インドでの出店は日本の小売業としては初めて。

 同社が発表した2016年2月期の連結業績は、中国を中心とするアジアでの業績が好調で、過去最高益を更新した。中国を含む東アジア地域の営業利益は前期比約2倍の172億円と国内事業の170億円(16.0%増)を上回った。連結ベースでは売上高に当たる営業収益が18.2%増の3075億円、営業利益が44.4%増の344億円だった。

 中国の160店舗を筆頭に東アジア地域の店舗数は227店舗と前期に比べて38店舗増えた。17年2月期はさらに出店を加速させ、同地域での店舗数は50店舗増の277店舗とする計画だ。

 インドが新たに加わる西南アジア・オセアニア事業の店舗数は16年2月期末で45店舗、営業利益は1億円にとどまっている。中国に次ぐ人口規模を持つインドでの出店をてこに同地域での業績を拡大していきたい考えだ。

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