ニトリHD、家電量販のエディオンと資本業務提携、株式10%を取得

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ニトリのHC参入が、HC市場再活性化の起爆剤になりそうだ
ニトリHDがエディオンの株式の10%を取得、経営資源やノウハウを相互活用し、両グループの事業拡大を図る。

 ニトリホールディングス(HD)は4月27日、家電量販店大手のエディオンと資本業務提携すると発表した。ニトリHDがエディオンの株式の10%を取得、経営資源やノウハウを相互活用し、両グループの事業拡大を図る。

 ニトリHDは5月13日をめどに、エディオンの第2位株主であるLIXILから発行済み株式の8.6%を約102億円で買い取る。その後、市場外相対取引または市場買い付けにより1.4%を追加で取得する。

 業務提携に関しては、店舗開発や商品の相互交流、Eコマースやリフォーム事業での相乗効果創出、物流・設置サービスなどのネットクワークの相互活用について協議・検討する。

 ニトリHDは、「2032年度3000店舗3兆円」を中長期ビジョンとして掲げており、住空間をトータルコーディネートする楽しさを提案することを基本方針としている。ニトリの家具とエディオンの家電を組み合わせることで、コーディネート提案力を高める狙いがありそうだ。

 ニトリHDの22年2月期の連結業績は、売上高が前期比13.2%増の8115億円、営業利益が0.4%増の1382億円だった。一方、エディオンの22年3月期の連結業績は、売上高が6.9%減の7150億円、経常利益は24.5%減の210億円を見込んでいる。

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