イズミヤ、販管費32億円削減で営業利益は3.6倍の12億円に

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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 イズミヤが発表した2010年3~8月期の連結業績は、営業収益(売上高と不動産収入などの合計)は前期比5.1%減の1771億円と落ち込んだものの、販売管理費を前年同期に比べて32億円削減したことから、営業利益は3.6倍の12億円に増えた。前年同期に53億円だった最終損益の赤字幅は9000万円にまで縮まった。

 単体での売上高は5.3%減の1495億円。ユニー、フジとの3社で共同開発したプライベートブランド「スタイルワン」を8月末現在で808品目(単品ベース)にまで増やすなど価格対応を強めたが、既存店ベースの客数は3.5%減、客単価も1.5%減となり、既存店売上高は5.0%減少した。店舗については4月にスーパーセンター広陵店(奈良県)を新設するにとどめ、GMS(総合スーパー)の改装に注力した。売上高の7割を占めるGMSについては、活性化(増床を含む活性化投資を推進)、効率化(一部の売り場閉鎖やテナント導入など検討)、スクラップ&ビルドの3パターンに既存店を分類し、店舗の構造改革を進めている。

 11年2月期通期の連結業績は、営業収益3540億円(前期比4.0%減)、営業利益32億円(47.5%増)、純利益2億円(前期は70億円の赤字)の減収増益を見込む。

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