トライアル×九州大学病院が立ち上げた「ライフケアテックコンソーシアム」とは何か?
2026年にデータ基盤完成をめざす
まずは今年中にトライアルと九州大学病院が持つデータを突合し、基礎研究の準備を行います。生活習慣病と購買データの因果関係をある程度整理したうえで、来年以降は参画企業や卸業者も巻き込み、具体的にどのような商品やサービスの開発ができるかということを議論していく予定です。
2026年にはデータ基盤を整え、より本格的な研究や実証実験を行える状態になることが当面の目標です。
医療と日常生活は密接につながるものでありながら、その関係性を図る術はなかなかありません。生活スタイルによる病気への因果関係で解明されていないことは数えきれないほどあり、今回の取り組みで予想だにしない結果が出てくるであろうことをわれわれ自身期待しているとともに、そこから得られたデータを小売事業にまた生かす、という好循環をつくっていけることに期待しています。
そして、購買データから予防医療を促進させるという試みが、トライアルだけでなく世の中のあらゆる新しい可能性へのチャレンジにつながればと思っています。