MDと省力化、デジタル化が一気に進化!ビッグ・エーのフューチャーストア2号店、葛飾西亀有店を徹底解説

取材・文=「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部 大宮弓絵
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ビッグ・エー葛飾西亀有店の外観

ビッグ・エー葛飾西亀有店

〒124-0002 東京都葛飾区西亀有1-30-14
電話:03-5680-3850
JR常磐線「亀有」駅から徒歩13分

イオン(千葉県/吉田昭夫社長)傘下で小型ディスカウントストア(DS)を展開するビッグ・エー(東京都/三浦弘社長)は2020年11月21日、「ビッグ・エー葛飾西亀有店」(以下、葛飾西亀有店)を改装オープンした。同社が「フューチャーストア」と呼ぶ、将来のモデル店の2号店と位置づける店舗で、新しい商品政策(MD)を導入するほか、ローコスト・オペレーションの施策を進化させている。

従来のDSのイメージを払拭し若年層の獲得図る

ビッグ・エー三浦弘社長
三浦弘社長
「省力化と同時に従業員が生き生きと働ける環境も整備し、幅広いお客さまにご利用いただけるDSの構築をめざします」

 葛飾西亀有店は、JR常磐線「亀有」駅から南西へ約1.1㎞の住宅街に立地する。同店は2012年7月開業で、ビッグ・エーが店舗のテコ入れのめどとする、開店から8年が経過したため今回の改装に至った。

 基本商圏とする店舗から半径800mには約2万世帯/約4万人が居住。高齢者が多く住むほか、中学校が近いこともあり若いファミリー層も少なくない。

 競合店としては、商圏内に同じイオングループの小型食品スーパー(SM)「まいばすけっと」が2店あるほか、有力SMの「ライフ葛飾白鳥店」や地場SMも営業しており競争は激しい。

 葛飾西亀有店は、ビッグ・エーが「フューチャーストア」と呼ぶ、将来のモデル店の2号店と位置づける店舗だ。同社は現在欧州で成長するハードディスカウントストアの代表格である、アルディ(Aldi)やリドル(Lidl)を長年にわたって定期的に視察し、研究。品揃えやローコスト・オペレーションの施策を自社に取り入れてきた。「フューチャーストア」はそれらの施策を集大成させた実験店で、“安かろう悪かろう”という従来のDSのイメージを払拭し、若い世代を中心に客層の拡大を図るねらいがある。

 19年7月には、改装により、1号店となる「足立扇店」(東京都足立区)をオープンした。実は開店後しばらくは売上が想定よりも伸び悩んだが、試行錯誤を重ねた末、ある施策を実行したところ売上が伸長する。競合店の設定を近隣のSMから業務用スーパーに変更し、徹底的に価格で対抗したのだ。以降、足立扇店は支持を獲得し、新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大の状況が少し落ち着いた20年9~11月においても、同店はそれまでと変わらない伸長率で売上高が成長を続けているという。

 三浦弘社長は「この事例を受けて、DSは愚直に低価格を追求していくことが重要だとあらためて学んだ」と話す。そこで葛飾西亀有店では、1円でも低価格を実現させるために、ローコスト・オペレーションの施策をさらに進化させているのが特徴だ。

新たにベーカリーを設置
「アウトドア」「宅トレ」商品も

 では、実際の売場を見ていこう。

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