健康・サスティナブルを訴求!阪急オアシス吹田SST店の売場づくりを徹底解説

取材・文:森本 守人 (サテライトスコープ代表)
Pocket

阪急オアシス吹田SST店

阪急オアシス吹田SST店

〒564-0002 大阪府吹田市岸辺中5-1-1
電話:06-6319-8095
JR東海道本線「岸辺」駅より徒歩15分

見どころ
▶各部門で見られる健康志向商品
▶店内加工した冷凍魚の品揃え
▶阪急百貨店で扱うデパ地下商品

阪急オアシス吹田SST店 新開啓介店長
新開啓介店長
「地域に愛される店舗運営と、フレンドリーなサービスによりお客さまの支持獲得をめざします」

 阪急オアシス(大阪府/永田靖人社長)は4月29日、大阪府吹田市に「阪急オアシス吹田SST店(以下、吹田SST店)をオープンした。自社の近隣型ショッピングセンター(NSC)「オアシスタウン」の核店舗として出店。同社がNSCを開発したのは約3年ぶり、3カ所目となる。家電量販店やドラッグストア、複数のクリニックなど計12店舗のテナントを誘致している。

 SST店は、JR東海道本線「岸辺」駅より北へ約800m、パナソニック(東京都)の工場跡地に出店している。大阪市内へのアクセスに優れ、周辺には医療関連施設が集まり、大規模な再開発も進められている。近年、30~40代の比較的所得水準の高いファミリー層が流入しつつある注目のエリアだ。

 店名にある「SST」は、吹田市とパナソニックがともに進める町づくりプロジェクト「サスティナブル スマートタウン」の略だ。そんな吹田市に開業する店として、同店では3つのコンセプト「健康」「サスティナブル」「多世代共生」を掲げ、これらを具現化する品揃え、店づくりを実践しているのが特徴だ。

 特徴的な売場を順に紹介すると、青果部門の一角では、百貨店「阪急うめだ本店」で展開する「阪急 プラットファームマーケット」コーナーを初導入した。生産者の顔が見える青果、各種加工食品など、安全・安心で、高品質な商品を販売。店舗のコンセプトにある「サスティナブル」「健康」を訴求する。

 「健康」の切り口については、

続きを読むには…

この記事はDCSオンライン+会員限定です。
会員登録後、DCSオンライン+を契約いただくと読むことができます。

DCSオンライン+会員の方はログインしてから閲覧ください。

1 2

取材・文

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

人気記事ランキング

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態