米スターバックス、持ち帰り専門店や乗車受け取り可能な店舗を増やす

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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持ち帰り専門の「スターバックス・ピックアップ」
持ち帰り専門の「スターバックス・ピックアップ」は、2019年11月に1号店をオープンした

 米スターバックスは6月10日、今後18カ月で、持ち帰り専門の「スターバックス・ピックアップ」やドライブスルー、車に乗ったまま商品を受け取れる「カーブサイドピックアップ」に対応する店舗を増やすと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大による消費者行動の変化に対応する。

 持ち帰り専門で店内に客席がないスターバックス・ピックアップは2019年11月、ニューヨークに1号店をオープンした。スターバックスのスマートフォンアプリで商品を注文し、決済も事前に済ませた上で、店頭で商品を受け取る。今後はシカゴ、サンフランシスコ、シアトルなど大都市の繁華街で出店を増やす。

 駐車場がある郊外店舗では、ドライブスルーやカーブサイドピックアップの対応店を増やす。カーブサイドピックアップは一部の店舗で試行しているが、アプリで注文と支払いを済ませて駐車場の専用スペースに車を止めると、従業員が商品を持ってきてくれる。

 また、来店客数の多い店舗ではモバイルオーダー専用の受け取りカウンターを設置する。料理宅配代行の「ウーバーイーツ」でもスターバックスの商品を注文できるが、ウーバーイーツの配達員はモバイルオーダー専用カウンターですぐに商品を受け取れるようになる。

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