飲食店のテイクアウト利用、1人がランチで使う金額は○円以上!

稲垣昌宏(リクルートライフスタイル「ホットペッパーグルメ外食総研」上席研究員)
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5月時点で6割が利用人気業態は「ファストフード」

都内の繁華街
いずれかの業態の飲食店でテイクアウトをした人は合計58.1%と過半数を占めた。写真は3月9日、東京で撮影(2020年 ロイター/Hannibal Hanschke)
稲垣昌宏(リクルートライフスタイル「ホットペッパーグルメ外食総研」上席研究員)
エイビーロード編集長、AB-ROAD.net編集長、エイビーロード・リサーチ・センター・センター長などを歴任し、2013年ホットペッパーグルメリサーチセンター・センター長に就任。市場調査などをベースに消費者動向から外食市場の動向を分析・予測する一方、観光に関する調査・研究、地域振興機関である「じゃらんリサーチセンター」研究員も兼務し、「食」と「観光」をテーマに各種委員会活動や地方創生に関わる活動も行っている。肉より魚を好む、自称「魚食系男子」。

 「ホットペッパーグルメ外食総研」では、新型コロナウイルス感染症の影響により、大型連休を含み外出自粛が求められた5月における、飲食店のテイクウト利用の実態について調査を行った(調査対象は飲食店のテイクアウトのみ。小売店での中食の購入は含まない)。

 その結果、いずれかの業態の飲食店でテイクアウトをした人は合計58.1%と過半数を占めた。業態別で最も利用が多かったのは「ファストフード」で24.8%、2位は「牛丼、カレー等、一品もの専売業態」で16.0%、3位は「和食料理店」で12.6%、僅差で4位は「ファミリーレストラン、回転すし等」で12.4%だった(図表)。

 性年代別では、20・30代女性と30代男性で利用者が目立って多く、利用業態1位の「ファストフード」の利用者においても、同じ性年代のスコアが高い。

 飲食店のテイクアウトを利用した食事シーンについては、「夕食」が最多で69.5%、また「昼食」も53.0%と過半数を超えた。

 テイクアウト利用時にともに食事をした相手については

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