コロナ禍で激変した平日ランチ事情!予算が上昇した理由は?

稲垣昌宏(リクルートライフスタイル ホットペッパーグルメ外食総研上席研究員)
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若い世代の女性は内食・中食を使い分ける

 新型コロナウイルス(コロナ)感染拡大の影響により、リモートワークの普及など働き方が変化し、有職者のランチのあり方にも変化が生じている。そこでホットペッパーグルメ外食総研では、首都圏・関西・東海の3圏域の有職者(職業が「公務員」「経営者・役員」「会社員」「自営業」「自由業」の方)計約5000人を対象に、平日のランチについて調査を行った。

 その結果、コロナ禍の現在、平日ランチの食べ方については「自炊、または家族等が作った食事」が33.4%と最多で、前年の22.1%から約1.5倍に増加した。続いて「小売店や飲食店で購入した食事」が19.8%で2位。前年1位の「自分、または家族等が作った弁当」は19.1%で3位に後退した。そのほか、4位は「社食、学食」(8.0%)、5位は「飲食店で外食」(7.9%)で、2位から5位については、スコアが前年より減少している。

料理シーン
「自炊、または家族等が作った食事」の割合は男性よりも女性で高い傾向にある。 i-stock/chachamal

 「自炊、または家族等が作った食事」の割合は男性よりも女性で高い傾向にある。とくに20~40代女性は約4割を占める。「自炊、または家族等が作った食事」を食べた場所については「自宅内で食べた」とする人がこちらも33.4%と最も多く、前年と比べて約1.5倍となっている。つまり、平日の昼食を家で食べる機会が増えたことでランチの内食化が進んだと考えられる。

 次に、平日ランチの食べ方について、1年前と比較して増えているものを聞くと、

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