最新!2021年ドラッグストア売上高ランキング スギホールディングスがマツキヨを抜く!

『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌編集長 小木田泰弘
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2021年10月にマツキヨとココカラが経営統合

 2021年のドラッグストア業界の目玉はマツモトキヨシホールディングスとココカラファインの経営統合だ。両社は21年10月1日付で、マツモトキヨシホールディングスとココカラファインが株式交換を実施。効力発生と同時にマツモトキヨシホールディングスはマツキヨココカラ&カンパニーへ商号を変更する。統合完了後は、マツキヨココカラ&カンパニーのもとに、シナジー創出会社の新会社MCCマネジメント、そして事業会社のマツモトキヨシグループ、ココカラファイングループ(ココカラファインから商号変更)が連なる。マツキヨココカラ&カンパニーは売上高1兆円、3000店舗を有する日本最大級のドラッグストア企業となり、来年以降、売上高ランキングの首位争いに加わることになる。

 現在首位争いを繰り広げるウエルシアホールディングスとツルハホールディングスの売上高の差は303億円しかない。ウエルシアホールディングスは7月16日、同業で中四国が地盤のププレひまわり(広島県福山市)と資本業務提携すると発表したばかり。ププレひまわりは広島県を中心に岡山、島根、鳥取、兵庫、愛媛、香川の7県で125店舗(2021年7月現在)を展開している。20年9月期の売上高は516億円だった。

 一方のツルハホールディングスは20年5月に九州旅客鉄道(福岡県)からJR九州ドラッグイレブン(福岡県:21年5月にドラッグイレブンへ商号変更)の発行済み株式51%を取得し、同社を連結子会社化している。

 ドラッグストア業界は売上高1兆円企業の首位争いが激化しそうだ。

 

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