チラシと店頭販促で振り返る！ ヨーク、東急ストア、文化堂の年末商戦

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プレッセ（東急ストア）

グループのホテルと共同企画を開催！

　続いては、首都圏の電鉄系チェーン、東急ストアを見ていこう。今回調査の対象としたのは、同社の「プレッセ」業態だ。プレッセは東急ストアが都内に4店舗展開中の「食の専門館」で、ワンランクアップの品揃えとサービスを提供するニューコンセプトストアの位置づけだ。

　同店では、同じ東急グループの東急ホテルズと共同で「シェフ直伝の味」と称したコラボレーション企画を展開している。クリスマスの売り出しである「こだわりの素材で作る本格派料理で心に残る夜をMerry　Christmas」においても、赤坂エクセルホテル東急の小川料理長が考案した「黒毛和牛のローストビーフ」「オーロラサーモンのミキュイ」のレシピ動画を公開。「鳥取県産東伯和牛ブロック（モモ肉）」（100ｇ880円）、ノルウェー産「刺身用オーロラサーモン（生・養殖）サク」（100ｇ458円）などの販促にもつなげていた。

　ワンランクアップの品揃えというだけあって、店頭では「鳥取県産東伯和牛ステーキ用（モモ肉）」（100ｇ880円）をはじめグレードの高いステーキ肉を充実させるほか、「徳島県産地養赤鶏ソテー用（骨付きモモ肉）」（100ｇ215円）。「スモークターキー」（450ｇ1500円）、「東伯和牛ステーキ用（ひれ肉）シャトーブリアン」（100ｇ1980円）など高質な鶏肉も数量限定で提供。鮮魚コーナーでは、「キャビア（サイベリアン）養殖」（20ｇ4980円）、カナダ産他「オマールえび（生）」（1尾2580円）なども並ぶ。

こだわりの素材を使用した総菜が充実

　総菜売場では、素材にこだわったチキン総菜をメーン商品として展開。店内で生肉からじっくりと焼き上げた「徳島県産地養赤鶏ローストレッグ」（1本880円）、生肉の丸鳥から店内のロテサリー機で焼き上げた「ロテサリーチキン丸鳥（国産若鶏使用）」（1羽2000円）、「四国産地養鶏ローストチキン丸焼」（1羽3980円）、「阿波尾鶏クリスピーチキン」（1パック3本580円）と、こだわりの総菜が目白押しだ。
　
　スパークリングのセレクションも同店ならではで、シャルドネ100％から造られる爽やかな味わいの辛口スパークリング。ノンアルコールのワインテイスト飲料「ピエール・ゼロ・ブラン・ド・ブラン」（1180円）をラインアップする。

　チラシにはクリスマス以外の「もてなし提案」も掲載されている。「旬の魚介でじっくりおいしく　師走はあったか鍋」と題し、広島県産「大粒かき（加熱調理用）」（8粒580円）、北海道・青森県産「真たら（生）切身」（2切780円）の魚介のほか、群馬県産「寒じめはくさい」、栃木県産「千寿ネギ」、長崎・山形県産「生しいたけ（菌床栽培）」など、青果にもこだわった売場提案を実施していた。

　最終回の次回は、オークワ（和歌山県）、フィールコーポレーション（愛知県）、ヤマナカ（愛知県）、マックスバリュ東海（静岡県）のクリスマス販促を見ていく。

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