チラシと店頭販促で振り返る! ヨーク、東急ストア、文化堂の年末商戦

兵藤雄之
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文化堂

主役はチキン総菜ではなく、あの商品!

 次に調査したのは、“東京地盤”のローカルチェーンである文化堂。同社のクリスマス売り出しのキャッチは「クリスマス お家でごちそうパーティー」だ。

 ほかの食品スーパーがローストチキンを前面に打ち出しているのに対し、同社は「国産黒毛和牛サーロインステーキ用」を表示価格より半額、「国産黒毛和牛モモステーキ用」を4割引といった具合に、ステーキをイチ押し商品として売り込んでいた。総菜コーナーで、鮮度と品質にこだわった究極の「ロティサリーチキン」(1羽1580円)、「国産ローストチキン」(1本698円)、9種のスパイス味付け鶏モモ肉の「文チキ」(4枚580円)とチキン関連の商品が並ぶが、ローストチキンは主役ではないようだ。

 そのほかの重点商品としては、魚介の旨みをたっぷりと楽しめる具だくさん「シーフードパエリア」(3人前1580円)、鮮魚コーナーの「生食用ボイルズワイガニ ハーフポーション」(3980円)、精肉コーナーの「ブラジル産味付け丸鶏(ロティサリーチキン用1羽)」(980円)、「国産黒毛和牛ローストビーフ用モモブロック」(100g498円)などがあった。

東京地盤のローカルチェーン、文化堂

青果の売り出しも同時に開催

 クリスマスの売り出しではないが、シーズン中は25日限りの「お野菜・果物の均一セール」を開催しており、トマト大玉1個(熊本県産など)、レタス1玉(茨城県産)、ほうれん草1袋(茨城県産など)、キャベツ1玉(茨城県産)、大根2Lサイズ1本(千葉県産など)のほか、「富田さんの農薬の少ない使い切りベビーリーフ」「石川さんの使い切り美味椎茸」「中島さんの大粒なめこ」など、生産者の顔の見える野菜もセール対象としていた。

 調査期間中、文化堂ではおせちの予約販売も行っており、店頭では手ごろな価格のものを提案する一方で、ネットショップでは1セット2万円近いものもラインアップ。関係者によれば、どちらも好調に動いているという。

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