セコマがレジ袋無料を継続、吉野家やKFCも、環境素材配合で基準をクリア

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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吉野家のバイオマス素材の配合率25%のレジ袋
吉野家はバイオマス素材の配合率が25%のレジ袋に切り替える

 7月からプラスチック製レジ袋の有料化が義務付けられる中、環境素材の配合比率を上げることで無料配布を続ける動きが出てきた。北海道が地盤のコンビニエンスストアのセコマ(札幌市)の他、牛丼の吉野家、日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が無料配布を続けることを発表した。

 政府の基準では、海洋生分解性プラスチックの配合率が100%のレジ袋やバイオマス素材の配合率が25%以上のものなどは、有料化の対象外となっている。セコマとKFCはバイオマス素材の配合率30%、吉野家は25%のレジ袋に切り替えることで、無料配布を維持する。

 セコマが無料配布を続けるのは、「セイコーマート」1172店、「ハマナスクラブ」35店などグループの1224店舗。同社はレジ袋を有料化する方向で準備していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で生活に大きな打撃を受けている消費者がいることに配慮し、有料化を見送った。ただ、有料化について今後も検討するとしている。

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