ヤマザワ 本決算は増収も2ケタの営業・経常減益

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ヤマザワ

 ヤマザワ(山形県)が4月15日に発表した2024年2月期決算(連結2023年3月1日~2024年2月29日)は、売上高が前期比2.4%増の1,018億9,100万円、営業利益が11.9%減の6億2,500万円、経常利益が27.0%減の6億7,700万円、当期純利益で119.5%増の4億5,100万円と、増収ながらも2ケタの営業・経常減益となった。

 2023年度は、スーパーマーケット事業については新規2店舗を出店し、既存店5店舗で改装を実施して活性化を図った。また、ドラッグストア事業では調剤薬局1店舗を開店。それぞれの事業の売上高は、2.8%増の889億7,500万円、0.1%増の129億700万円を計上した。その他事業では、昨年11月に新デリカセンターが稼働を開始。稼働に伴い、商品開発力・生産能力の増強、店舗への供給量の拡大に加え、最新設備の導入と徹底した衛生管理による味・品質・鮮度の向上などを通じて、スーパーマーケット事業と連携を図っていく。

 連結決算では、売上原価が2.6%増の737億円、売上総利益は1.9%増の281億円となったが、売上原価率は0.14ポイント上昇し、売上総利益率で0.14ポイント低下。販管費率はほぼ横ばいとなったものの、売上原価の増加は売上高の伸びを上回り、営業減益の要因となった。

 2025年2月期の連結業績については、売上高で0.8%増の1,027億円、営業利益で28.1%減の4億5,000万円、経常利益で4.1%減の6億5,000万円を見通した。

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